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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第20章 謝罪と嘘
「お義父さん、二人を責めないであげてください。私つらかったけど、でも二人が愛し合う姿を見て、思い出したことがあるんです」


 静江さんは涙を拭うと、ほんの少し微笑んだ。


「実は私も昔……兄に恋したことがありました。ずっと気持ちを封印してたので、すっかり忘れていました。私は家族の関係を壊したくなかったので、想いを伝えることはしませんでしたが、でも陽菜ちゃんや大翔を見ていると、そういう幸せな形もあるのかなって思いました。だからお義父さん、二人の愛を認めてあげてくれませんか? 私は二人のために、身を引こうと思います」

「!!」


 静江さんの意外な言葉に、私たちは驚愕した。


「大翔……別れましょう、私たち」

「静江っ……」

「きっとこのまま一緒にいても、うまくいかないわ」

「……」

「陽菜ちゃんと、幸せになって」


 完全に静江さんのペースで、話がどんどん進んでいる。もうどこから訂正すればいいのか、どう話したらいいのかわからなくなってきた。
 



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