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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第20章 謝罪と嘘
 沙耶は嵐のように来て、嵐のように去っていった。いきなり話しかけられてびっくりしたけど、学校に来たらちょっと世界が広がったような気がして嬉しかった。


 また話せたらいいな……。


 家に帰ると、真人お兄ちゃんが帰ってきていた。


「おっ、学校行ってたのかよ」

「うん、今日登校日だったから」 

「珍し。その制服、入学式以来見てないんだけど、やっばいいよな……そそる」


 そう言うと、真人お兄ちゃんは私のそばに寄ってきて、優しく抱きしめた。


「……陽菜……」


 真人お兄ちゃんが顔を近づけてくる。でもあと数センチでキスするというところで私は顔を背けた。


「……ごめん……」


 そういえば唇噛んじゃって血が出てたんだった。それを思い出して顔を背けてしまったんだけど、真人お兄ちゃんは拒否されたと思ってショックを受けていた。


「……なんだよ、俺ともだめなのかよ……」

「そういうわけじゃっ……」

「もういい」


 真人お兄ちゃんは怒って二階に上がって行ってしまった。




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