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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第21章 先生の部屋
「水嶋、話してくれてありがとう。ずっと、一人で抱え込んで、つらかったよな……」

「……」

「水嶋は全て自分のせいだと思ってるけど、俺はそう思わない。水嶋は被害者だよ。そういう状況を作り出したのは周りの大人たちだ。だから自分を責めないでほしい」


 私は池本先生の優しい言葉にまた涙が込み上げてきた。


「先生、ありがとう……。でも私……私が産まれなかったら、お父さんもお兄ちゃんも、静江さんもお母さんも、みんな幸せだったの……」

「違う、水嶋……」

「私がみんなの幸せ壊してるんだよ……!」

「水嶋っ……」


 私は池本先生に抱きしめられた。先生の温もりが伝わってくる。


「……俺もそう思ったことが何度もあったよ。自分さえいなければって」

「……っ……」

「親父と母親がうまくいかなくなったのはずっと自分のせいだと思ってた。でも違ったんだ。母親はずっと親父を愛していた」

「!」

「母親は俺を求めていたんじゃなくて、親父と重ねて見ていたんだ。俺は親父の若い頃にそっくりらしい。だから嫉妬もしてしまったんだって。親父は昔から女癖が悪くて、母親は俺を身籠ったことで親父と結婚したみたいなんだ。そう考えると、親父が俺に興味を示さないのも納得だよ」

「……」



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