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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第39章 甘いお仕事
「もしかして、毎朝ああやって親父とキスしてるのか?」


 お父さんが出て行ったあと、大翔お兄ちゃんが複雑な表情で聞いてきた。


「うん、お見送りのキスだよ」

「はあっ……まじかよ、羨ましすぎる」


 私はまだ寝ている真人お兄ちゃんに「行ってくるね」とLINEした。


「陽菜、俺もキスしていいか?」


 いつの間にか、大翔お兄ちゃんの顔が近くにあった。


「あっ、待って……」


 唇が触れ合う寸前で、私は大翔お兄ちゃんの胸を押して止める。


「……だめ?」

「……っ……」


 大翔お兄ちゃんに耳元で囁かれて、ゾクゾクした。


「だめに決まってんだろ」


 その時、階段から真人お兄ちゃんが降りてきた。


「真人っ……」

「なに朝から盛ってんだよ。今日は職業体験なんだから、兄貴としてちゃんと面倒見ろよ」

「わかってるよ」


 真人お兄ちゃんのおかげで、大翔お兄ちゃんとキスすることは免れた。


「陽菜、がんばってこいよ」

「うん、行ってきます」


 私は高校の制服姿で家を出た。


 

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