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人妻監禁調教取調室
第9章 傲慢の転落
「厳格たる研究室で何を端ない声を出している!」


水野が絶頂する寸前だった


男性の冷たく威厳のある言葉にマリカと水野は声の主が居る方向に目を向ける


研究室の奥にある調合室から姿を現した人物は45歳位の中年男性だったが眼光鋭く年齢より若く見え只者では無い雰囲気を持ち合わせていた


身長185cmはある長身に引き締まった肉体が見事な濃紺のスーツ姿と濃い茶色の革靴にマッチし仕事の出来るオーラに溢れている


7対3に分けた髪はダークブラウンで口元の髭も綺麗に整いナイスミドルな風貌で重厚な威圧感があった


「親父!?いつの間に?」


水野昌大は何故?と言う表情で問いかけた


昌大の父親、水野悪正だった


「最初からここに居た…そこのお嬢さんをお前が辱めようとしていた時からな…気付かなかったのか?馬鹿が…」


実の息子に対して愛情の欠片も無いような口調で悪正は吐き捨てた



「何勝手に入って来てんだよ!」



昌大は憎しみの視線で悪正を睨みつける…幼少から悪正に虐げられ学友からグローバル製薬会社の跡取り息子と羨望されようが心に充足感は皆無だった…まして母親が早逝したのは悪正のDVによる心労だと信じて疑わなかった


が悪正は昌大の視線など意に介さずマリカに顔を向けた



「新しい抗がん剤を思いついてな…既存の抗がん剤とブレンドすれば癌の死滅効果が5倍になる計算だ…だから奥の調合室に用事があったのだが…いつからセックス部屋になったのだ?」


悪正はマリカの美顔と肢体を上下ジロジロ眺めながら昌大の疑問に答えた



「俺の研究室だ!どうしようと俺の勝手だ!」


悪正は突然昌大に振り向き嘲笑った


「お前の研究室?面白い事を言うな…仕方なく一時的に貸しているだけだ…勘違いするなよ…そして今からこの研究室はお前の部屋では無い…よって出ていけ!女を犯す為にこの部屋を利用した貴様など私の息子でも何でも無い…二度と私の前に姿を現すな!」


「お…親父」


悪正の突然の勘当に恨みとすがるような微妙な表情で昌大は絶句した


「さて桐条マリカさんだったかな…私の馬鹿がご迷惑をお掛けした…是非ともお詫びと埋め合わせをしたいのだが…」


言葉とは真逆に余裕の笑みに誠意の無い表情の悪正だった
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