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第32章 番外編　　私と旦那さんの結婚記念日　セトレ編

リビングスペースの床は
木の温かみを感じるフローリングに
なっていて、横に長い作業用の
2人並んで座っても余裕のある
長さのデスクの向こう側が
視界を邪魔しない間仕切りになっていて。

リビングよりも１段…低い位置が
カーペットの空間になっていて
２つマットレスが並んで
ハリウッドスタイルになっている
ベッドスペースになっていた。

洗面のスペースの後ろ側には
お風呂場あって、お風呂に
浸かっていてもリビングの
ソファに座っていても、
作業用のデスクで作業をしていても、
もちろんこのベッドに横になっても。

お部屋のどの場所に居る時も
この景色が楽しめる設計になっていて。

ベッドスペースの足元側に
壁一面の大きな窓がある感じなんだけど、
そこから外のテラスに
出て景色を眺める事も出来る。

テラスにも椅子が２つ並べてあるから
朝はあそこ特等席で
コーヒーを飲むのも良いかも知れない。

お部屋のソファの上に置いてある
クションや、グラスや
カップも地元の作家の作品なのだそう。

『まだちょっと夕食まで
時間ありますし、
ラウンジ行きましょうか？』

そう言って同じ階にある
ラウンジに行こうと旦那さんが
提案をしてきたので、
一緒にラウンジに行く事に。

ラウンジではナッツとかの
おつまみとアルコールや
ジュースなんかが好きに楽しめて。
ラウンジもゆったりと、景色を楽しみながら
落ち着ける雰囲気になっている。

アルコールもビールだけじゃなくて
赤、白、スパークリングのワイン。
梅酒や柚子酒も置いてある。

フロントでチェックインの時に
可愛い箱に入ったカヌレを
貰ったから。フロントの人が
ラウンジで温めて召し上がり下さいって
言っていたので、カヌレを温めて。

『ちょとだけチーズとか食べますか？』

そう言いながらもすでに片手に
ビールのグラスを持ってたんだけど。

食事の前にラウンジで
ちょっと１杯お酒を頂いて
食事の前なのにカヌレやら
ナッツやらチーズを摘まんでしまって。

今からディナーに行くと言うので
一旦お部屋に戻って、
持って来ていたワンピースに着替えた。