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第34章 番外編　　８月２６日　結婚記念日　～昼～夕方～

丁度…パフェを食べ終わった頃に
お部屋のインターフォンが鳴って。

ホテルのスタッフの人が
ルームサービスでフルコースを
お願いしてあったからそれの
セッティングをしに来てくれて。

金髪に碧眼の…外国の人だったから
緊張しちゃったんだけど、
凄い日本語ペラペラだったので
安心したんだけど…。

テラスのテーブルにセッティングを
お願いしてそれを待っている間、
リビングの所で座って寛いで。

リビングの部分は３面が窓で
神戸の景色が大パノラマで楽しめる。

あの時の晴れてさえいればって
思いながらこの窓の外を見ていたけど。
今日は快晴のお天気で、広い空と
神戸のベイサイドの景色と
その先に広がる海が見えている。

時間は１８時半ぐらいなのか…、
そろそろ陽が落ちて来る頃で
西の空が赤く染まって行くのが観える。

そんな景色をバックに
テーブルセットをしている
イケメンのホテルマンの姿は…
凄い様になる…感じがして。

それでいて…今日が…特別な日って
感じの非日常感を感じる。

ルームサービスでのフルコースは
普通に１皿ずつも提供して貰えるし、
最初に全部…テーブルに並べて貰うか
好きな方を選ぶ事ができて。

旦那さんが全部お願いしますって
言ったから全部…並べてくれて。

白いテーブルクロスを敷いたテーブルは
あっという間に…フレンチレストランの
テラス席みたいになったんだけど。

旦那さんがコースとは別に
ハーフボトルのシャンパンと…
エスカルゴがセットになったのを
一緒に注文してくれていたから。

エスカルゴと一緒に、
グラスにシャンパンを注いで貰って。

アルフレッドさんが…乾杯をする時に
記念写真を撮ってくれて。
旦那さんがお願いをしていたのか…
可愛いサイズの花束を…
アルフレッドさんが旦那さんに渡して
旦那さんが私にプレゼントしてくれて。
一緒に私達の結婚記念日を
お祝いして貰ったんだけど…。

花束を受け取って、その花束と
一緒にマジックアワーの染まる
空をバックに写真を撮って貰って。

ホテルのレストランだったら
周囲のお客さんに気を遣うけど
ここは自分達のお部屋だから。