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第36章 番外編　結婚記念日…翌日

可愛く風船で飾りつけをされた
個室の中でも…、堀田さんが
私達の写真を撮ってくれて。

その後は……2人だけの
プライベートな個室で…、
アニバーサリープランの
特別なコースを頂いて……。

運ばれて来たお料理を見て…
あれ？？これって…とある事に気が付いた。

「ねっ、ねぇ…港斗？これって…もしかして」

『はい…、そうですよ。巴。
気が付きましたか？？あの日の
僕と巴の結婚式の時のメニュー
今日の為に…用意して貰ったんです』

もしかしてって思ったけど…、
お料理は結構……旦那さんのお家の
皆様…も満足して貰える様にって
お金を掛けて…内容を考えたから…。

『流石に…あのサイズは…
２人じゃ…食べきれないんで…』

と…旦那さんが言って…
ドアがノックされて…。
コンチェルトの形をした…
ウエディングケーキを…
私達は結婚式の時に頼んだんだけど。

それの…ミニサイズの…ケーキが
私達の個室に運ばれて来て。

「凄い…可愛い…サイズの
お船の形の…ケーキ……ッ…」

『アニバーサリープランのオプションで
ホールケーキとか…ウエディングケーキ
頼める感じだったんで、…小さめで
あの時のケーキ作って貰ったんですよ』

コンチェルトでランチするだけって
思ってたんだけど、まさか…
結婚式のリベンジをするとは…
私は…全然…思って無くて。

可愛いハートのバルーンの個室で
あの日と同じコースを頂いた後は、
私達の名前が掲げてある
エントランスの所に移動して。

名前のパネルの前で
記念写真を撮って貰った。

私達が…船から降りる頃には…
ランチクルーズの時間は終わっていて
次のティークルーズまでの
コンチェルトの待機時間になって居て。

お客さんは私達だけになってしまって居て。

見送りに来てくれた
堀田さんと船長さんにお礼を言って
コンチェルトの前で
船長さんと堀田さんと私達夫婦の４人で
一緒に写真を撮って貰って。






新しい思い出の写真の数々と共に

私と…旦那さんの…結婚記念日は終わった。



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