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柔肌に泥濘んで、僕は裏返る
第1章 青天の霹靂
学校生活でも、裕樹は巨乳探しに余念がなかった。

体育の授業、登下校の人混み、校舎の階段。

視界に胸元が入るだけで、反射的に大きさを測ってしまう。

学年の差や教師だとかは関係ない。

胸が揺れれば、それだけで頭がそっちを向いてしまう。

気付けば、何カップなのか、色や柔らかさ、形、そんなことばかり考えている。

裕樹の中で、女性の胸は顔と同じくらい、一番最初に相手を見る部位だった。

それは無意識に反応するものになっていて、この癖が最近どんどん悪化していく原因は一つだ。

三原葵という規格外が、同じ学校に存在してしまったから。

同年代の女子と一緒に並ぶと、ひとりだけ異様な膨らみを描く葵の胸。

一度あれを見てしまえば、誰だって基準が狂う。

学校や街中を歩くたび、葵より大きいか、重いか、柔らかそうか、と比べてしまう。

胸の大きさの物差しが、全て葵以上か以下かと真っ先に考える。

そんなことを考えていると、胸の鼓動がうるさくなった。

頭の中では葵のふくらみが、やわらかい影のように揺れる。

(……まずい。)

落ち着こうと深呼吸しても無駄だった。

授業の内容は聞いていても、頭に上手く入ってこない。

裕樹はそっと席を立ち、あまり生徒が使うことのない、別の階のトイレの個室に入り、パンツを下ろす。

裕樹は妄想の中で葵を男子トイレの個室に招く。

実際に見たことはないが、葵の胸の大きさ、形、柔らかさ、乳輪、乳首の色を妄想するとペニスに血流が集中して硬くなる。

目を閉じて葵の乳房をめちゃくちゃにする事を妄想しながら右手を使って扱く。

葵がどんなふうに快楽を感じて喘ぐのかを個室トイレの中だけの妄想で鮮明に再現する。

何時間でもあの巨乳を好き放題揉みたい。

自分だけがこの学校で葵の乱れるところを目撃して独り占めにしたい。

射精感は葵の妄想でどんどん加速し、昼休みの時間が少し過ぎた頃に絶頂に達した。
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