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堕ちる一家
第6章 次女堕ちる
動物に例えるなら灰色熊、人間に例えるならプロレスラー。
そんな巨漢がお姉ちゃんに近付く。
一触即発!
身構えた私の耳にとんでもない言葉が飛び込んで来た。
「おはようございます。お父様。」
ガン無視半年のお姉ちゃんちゃんが『おはようございます』?これはまだいい。その後の『お父様』ってなに?
「おはよう陽子ちゃん」
グローブみたいな手がお姉ちゃんの頭を撫でる。
これはアウト!即レッドカード!
ってなんでお姉ちゃん少し嬉しそうなの?
クワンクワンしてる頭を抱えている私にお母さんが優しく話し掛けてきた。
「月子ちゃん。お母さん半年後義司さんの喪が明けたら仁司さんと再婚します。」
再婚?!
お姉ちゃんをみるが涼しい顔で頷くだけ。
成る程お姉ちゃんはこの事昨日のうちに知って承諾したわけね。
でも
「待って待って、ちょっと待って!」
「月子は再婚反対なの?」
寂しそうな顔を見せるお母さんの前に両腕をふって否定。
「再婚はいい!再婚はね。少し早い気もするけど。それはいいんだけど。」
ここが問題
「仁司伯父さんってお父さんのお兄ちゃんだよね?お父さんの奥さんのお母さんは伯父さんの義理の妹で2人で結婚して夫婦になって姪の私とお姉ちゃんが娘になるって・・・ややこしんだけど法律的に大丈夫なの?近親相姦とかにならない?」
私を見つめてた3人の顔に笑顔が浮かぶ。
あ、大丈夫そうだ。
そうなると話は早い
「それなら再婚していいよ。でもこれから伯父さんの事なんて呼ぼう。お父さんは死んだお父さんだし、お父様って柄じゃないし。パパでいい?」

この日から四ノ宮本家はパパを中心に回りだした。
これが本来の形なんだ。
居候家族が大きな顔をして当主を蔑ろにしてた事が異常だったんだ。
一変した生活の中で感じる微妙な違和感は全て同じ呪文で封印する。
「これが本来の形なんだ」

新体制になって気づいたのはパパはスキンシップが旺盛。
婚約者であるお母さんとは何かといえば抱き合うし娘の前でも平気でキスをしたりする。
お母さんも満更でないようで照れながらも拒絶はしない。
時々お尻撫でてるのは・・・見て見ぬふりするのが大人の対応かな。
お互いアラフォーの大人なんだから隠れてちゃんとSEXくらいしてる筈だしね。
パパのスキンシップは将来の娘にも同じようにおこなわれる。
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