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堕ちる一家
第2章 母堕ちる
朝7時。
高校生と中学生の姪を後部シートの乗せ車を走ろせる
いつもと同じ時間、いつもと同じ田舎道、いつもと同じスピードの安全運転。
もし事故でもおこそうものならこの子達を俺に託して病死した弟に会わせる顔がない。

今俺には同居人が3人いる。
弟義司(まさし)の未亡人華夜36歳
長女陽子15歳
次女月子12歳
何に使ったか知らないが義司の作った1千万円超えの借金を抱えて路頭に迷ってた3人を拾って借金を綺麗にして救ってやったのは俺なのに二人の態度は冷たい。
こんなド田舎に越したのが気に入らないのか生前から生家とは折り合いが悪かったと義司に言われていたからか知らないがこの学校までの送迎が始まって2ヶ月車内に笑い声1つしわぶき1つ上がった事がない。
これが台所やリビングで華夜と3人で明るく話しているに
俺の姿がチラリとでも見えた途端姪たちの口は閉じてしまう。
とんだ達磨さんが転んだだ。
こうなってくると可哀想なのが華夜さんだ。
何とか橋渡しになろうと事ある事にお義兄さんお義兄さんと声を掛けてくれるがその気遣いがまた重荷で部屋に引きこもりたくなる。
まあ、俺の収入は村民達に貸している田畑の不動産資金や姪達が通う学校のある街に数個在るマンションの家賃収入なので風呂、トイレ、飯以外で部屋から出る必要はないのだ。
そうだな。生前親父たちが隠居部屋として建てた裏庭の離れ。
あそこならガス電気水道全て通ってるしWiFiも行きてるからパソコン使うのにも不自由はない。
軒を貸して母屋を取られ運転手として使われる。
それもいいさ。
・・・・?
いいのか?
いいわけないだろ!
簡単な炊事洗濯掃除をする代わりに
家賃0円
光熱費0円
食費0円
で住まわせてやってるのに何で俺が
四ノ宮本家当主の俺が
母屋を明け渡さなければならない?
離れに移り住むなら母娘だろ!

少し頭に昇った血を下げるためファミレスで軽いブランチを食べてから家路についた。
回り道道草をしたおかげで家に着いたのは12時半をまわっていた。
姪を迎えに行くまで3時間。
それまでに離れの状態を確認しておこう
普段は使わない裏戸から裏庭に入る。
趣のある日本家屋の母屋と違い長方形の2階建てコンクリ打ちっぱなしの離れは
終の住処の外観飾ってなんになる
という親父の意向の表れだ。
玄関前でポケットの中から鍵束を取り出す。
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