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落ちない女を落とす方法
第12章 昴と美和の未来
「美和、俺の女になれ。俺だけの女になれ」
「えっ‥」
「美和も息子も2人共、俺が守って幸せにする。だから俺のものになれ。返事は?」
「‥‥」
美和の頬には涙が伝っていた。
「わ、私でいいの?私はバツ1だし‥息子もいるし‥色んな男と‥」
「俺は美和がいいんだ。美和の過去も未来も俺に預けろ。いいな?いや、って言っても俺は諦めないけどな」
美和は涙を流しながら小さく頷いた。
「美和、左手」
美和が左手をテーブルの上に置くと昴は美和の手を持ち薬指にダイヤの指輪を嵌めた。
「‥指輪」
「流石、俺だな。ピッタリだな」
「ウフフ‥相変わらず俺様ね。‥一柳先生‥」
「おい、昴だろ」
「はい‥昴‥ありがとう‥」
「‥美和、部屋に行くぞ」
「部屋?」
「ほら」
昴はホテルの最上階のスイートルームへと美和を連れて行った。