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種無し大学生と女助教授
第13章 それから
そう言って電話を切って陽菜の声も聞かずに仕舞ってあった箱をポケットにいれて飛び出した…車の運転は危ないとタクシーを拾って急いで欲しいとお願いして最寄りのわかりやすい駅名を伝えて高速で向かって貰って2時間ほどで陽菜のマンションについた…

インターホンを押すと陽菜が驚きながらロックを開けてくれた…

エレベーターで上がって走って部屋の前に来て深呼吸をしてドアを開けて入って行くと陽菜が…

陽菜「もう…話しも聞かないで…明日仕事でしょ?…えっ!あっ!」

崇は無言で陽菜に近寄って泣きそうになりながら優しく抱きしめて耳元で…

崇「陽菜…ありがとう…狂いそうなくらい嬉しい…」

陽菜がそっと腰に手を回して…

陽菜「私も…先生に何回も聞いちゃって…」

崇「あははは…種無しだと思ってたからな…三年掛けてやっと…」

しばらく抱きしめていたのを離し…

崇は陽菜を見て…

崇「神崎陽菜さん…俺と結婚してください…」

崇は持って来た箱を陽菜の前に出して中身を陽菜に見せてそう言う…

陽菜は口に手を当てて…

陽菜「…は、はい…」

崇「!!良し!ちょっと待ってて?あの診断書ある?」

陽菜「え?ええ…」

崇「それ返して?」

頷き陽菜が寝室に消えて封筒に入ったそれを持って崇に渡した…

崇「ありがとう…明日…実家に着いて来て…陽菜のお母さんにも挨拶しに行くから大丈夫か聞いてくれる?明後日だと助かる…あと謝らないと…」

そう言って陽菜に寝室で聞いて貰う間に父親の携帯に電話を入れた…

崇「父さん?今いいかな?」

父親「ああ…どうした?こんな時間に…」

崇「うん…えっと…驚かないで聞いて…明日俺の奥さんになる人連れて行くから…家に居て欲しい…」

父親「……はっ?」

父親の素っ頓狂な声を初めて聞いた…

崇「だから俺の妻になる人を連れて行く…必ず家に居て母さんにも大事な話しがあるから…」

父親「ふう…今から帰って来なさい…」

崇「無理…今東京だから…それにこんな時間には連れて行けない…こっちに泊まるから明日会社に休む連絡を入れて昼頃に2人で行くから…」

父親「…お前…会社終わった後そっちに行ったのか?」

崇「…そう…兎に角明日話すから絶対に母さんと待ってて!」
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