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四谷荒木町の女〜再会の熱い夜
第1章 思い出の街で
 新宿駅から甲州街道を四谷方面へ向かうと、四谷三丁目の交差点で外苑通りにぶつかる。その外苑通りを北へ、曙橋と四谷三丁目のちょうど真ん中あたり、外苑通りの東側が四谷荒木町だ。

 この辺り一帯は、一部のマニアや好事家たちから"一級スリバチ地形"と呼ばれている、東西南北の四方を崖や土手によって囲まれた窪地だ。江戸時代から明治の初め頃まで、現在の四谷荒木町の大部分が松平摂津の守の領地だった。歴史のある街なのだ。令和の今でもその名残が感じられる。

 外苑通りから狭い階段を降りていくと、すり鉢状になった底に小さな池があって、そばに小さな社がある。策の池(むちのいけ)と津の守弁財天(つのもりべんざいてん)だ。かつては池に落ちる滝があったらしい。

 摂津の守屋敷があった江戸の当時は、すり鉢地形のほとんどが池だったらしく、広大な和風庭園の中に南北に伸びた広い池があった。古地図でもそれが確認できる。現在は淀んだ溜まり水があるだけだ。
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