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四谷荒木町の女〜再会の熱い夜
第3章 思い出の女を抱く
 言われずとも、限界だった。力強く腰を振り、心地よい膣穴へ陰茎を突き入れ、戻し、また深くまで突き刺す。

「あんっ、あ、あっ、あぁっ、ぅ、んうっ、ああぁっ」

 鼻にかかった甘ったるい喘ぎが狭い部屋に響いた。もしも下の店に客がいたら筒抜けだ。しかしどうせ誰もいない。花芯を責めつつ、揺れる乳房をつかみ、やわやわと揉みしだく。女の喘ぎがさらに大きくなり、指のあいだに挟んだ乳首をさすったりすると、喘ぎがもっと激しくなる。
 
「しのぶ。ああぁ、しのぶ……」
「……ううぅっ、あ、あっ」

 思い人の名を呼び、柔らかで熱い女の肉体をしっかりと抱きしめ、しゃにむに男根を突き入れた。繋がっている部分から、かすかな、卑猥な水音が聞こえ、官能の喘ぎに混ざり、溶けていく。
 
 繋がったまま、横たわる女を抱き起こした。正面から抱いてやり、対面座位で交わる。

「あぁぁ……こんな……ぁんんっ」

 下から突き上げて責めつつ、喘ぐ口に唇を重ねた。抱きしめた身体が痙攣し始めたところで、ペニスを引き抜き、後ろ向きに、四つん這いにさせた。
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