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僕の愛する未亡人
第15章 欲しがる未亡人 本間佳織④
ケラケラ笑いながら、「あと、あたしがヤリマンだから?」と言う。

「体ぶたれまくって、気持ちよくなっちゃうような安い女ですよ。佐藤くんが少々乱暴したって、別に何ともないもん。でも本間さんは恋人だから、優しくなるのは当然じゃない?
……もしかして自分じゃ足りないと思うから、佐藤くんはあたしともした方がいいって考えてます?」

重ねた手を佳織の腕に滑らせて、その腕を冴子は撫でた。
佳織の耳元で囁かれる声は、心配そうで、憂いを帯びている。

「もしそう思ってるんだったら、女のあたしがどきどきしちゃうくらい魅力的なのに。見当違いですよ」

腕から首へ、首から頬へ指先が柔らかく動く。
冴子は我慢できなくなったのか、身を寄せて、短い髪に触れたかと思うと佳織の耳元に唇を押し当てた。
柑橘系の香りが佳織の鼻をつくと同時に、佳織の肩が揺れる。

「多分……それとも少し違う。佐藤くんがあたしと向き合うのに、飯塚さんが必要だったなら……あたしもそうだったってこと。佐藤くんが見たものも見たいってことかも……」

「それ……あたしと佐藤くんがしてるところ、見たいってこと?」

冴子の指が頬をなぞり、背中を伝い、さらには佳織の腰を撫でる。
丸みを帯びたそのボディラインを撫でる度、冴子の呼吸が浅くなる。

「う……ん、見たい……」

ごくり、と佳織の喉が鳴った。

「見てくれるの……? 見られるのは好きだけど……ふふ」

「佐藤くんのこと、知りたいから……」

「面白そう、乗っちゃいますよ? その提案」

左手で腰を撫でながら、冴子は体を寄せて、スカート越しに佳織の太ももに指先を這わせる。
この官能的な雰囲気に、佳織の心臓が跳ねる。

「会社なのに……そんないやらしい相談受けたらどきどきしちゃう」

「あ……」

もし見られたら、と思いながらも、冴子の唇が近づいた時には、受け入れていた。
誰もかもを狂わす凶器のようなその舌は一気に佳織を欲情させる。

「ん、んぅ……」

唇の隙間から抵抗の吐息が漏れるが、それは本心ではなかった。
佳織を支える冴子の左手に力が入ると同時に、思わず佳織も冴子の体を引き寄せる。

「ふ……ぅ」

冴子が甘いため息を漏らしながら唇を離した時、佳織はゆっくりと目を開けた。
瞳を潤ませた冴子の切なそうな顔がそこにあった。
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