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僕の愛する未亡人
第16章 欲しがる未亡人 本間佳織⑤
「ん、リオっ……焦らすの、や……っ」

冴子がその名前を呼んだ時、空気が変わる――


(二人の時は、理央って……呼ぶんだ……)


二人の肉体が絡み合う様子を、胸を高鳴らせながら見ていた佳織の心がざわめく。
冴子の髪が、照明の淡い光を反射して揺れる。その一瞬のきらめきが、佳織の中に焼きついた。

心が追いつかない。
けれど、それでも見ることしかできなかった。この時間を見届けることが、自分にとっての答えになる気がした。

「いろんな男にしてもらってるでしょ? 欲張りですね、飯塚さん」

佳織には言わないような台詞を理央は吐き捨てた。

「あら……やきもち? 前も、キスマークつけようとしたもんね」

冴子が挑発するように笑う。すると、理央の表情が変わった。佳織の前で言わないでくれと懇願するような表情だった。

佳織はいつの間にか、両手を胸の前で組みしめていた。
視線を逸らそうとしても、どうしても離せない。理央が、こんな台詞を女性に吐き捨て、冴子の体に痕を残そうとしたなんて――冴子にはそれほど心を許しているというのか。

冴子は理央の顔を見て、口元をゆるめた。

「……そういう顔、可愛い」

指先で理央の顎をすくい上げ、囁くように言う。
理央は悔しそうな顔をした。
そして、まだ愛撫をしていない秘肉に亀頭の先を押し付ける。

「ん、乱暴……」

冴子は理央の肩を自ら引き寄せ、挿入を手伝う。

「ん……く……オチ×チン舐めたかったのに……」

そう呟いた時、冴子がふいに佳織の方を見た。
汗に濡れた髪が額に張りつき、視線だけが静かに佳織を射抜く。

「気持ちいいんでしょ。こっち見てよ」

その言葉で、冴子は理央に視線を戻した。

「気持ちいいよ……。ナマのオチ×チンでたくさんお仕置して」

理央は冴子の腕をクロスさせ、手前に引っ張るようにすると、腰をガツガツと打ち付け出した。

「ああっ、んん……!」

激しい動きに、冴子の猫のような体が仰け反る。

「はあ、ん、気持ちいいよぉ」

結合部からは体がぶつかり合う音と、二人の体液が混ざり合う卑猥な音。
そして冴子の甘い鳴き声――

佳織の知らない理央と冴子がそこにいた。
けれど、その情景を見つめる自分も、今それを共有しているのだ。嫉妬よりも、理央と冴子と繋がれた安心感がそこにあった。
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