この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
僕の愛する未亡人
第16章 欲しがる未亡人 本間佳織⑤
冴子はバスルームから出てくると、髪をかき上げながら、慣れた手つきで壁のスイッチをいじる。
部屋の照明を落とされ、間接照明だけが点り、室内に淡い光が広がる。
理央は慌てて立ち上がる。サコッシュの中からいくつか避妊具を取り出すと、枕元に置いた。ここはシティホテルだから、そうしたものが置かれていない。
佳織の心臓がばくばくと激しく鼓動する。
冴子は布団を剥がして、ベッドの上に膝立ちになった。
バスローブの紐を解くと、惜しげも無く、猫のような柔らかな体を見せつけた。
四十代とは思えない締まった体つき。
だが、その色香は若い女のそれではなかった。
「本間さん……」
冴子は視線を佳織の方へ送る。
「手加減しませんよ。嫌って言ってもやめませんからね」
理央も覚悟を決めたのか、バスローブを脱ぎ捨て、佳織の横にそれを置いた。
下着を身につけていない細い体が顕わになる。
理央は冴子に手を伸ばし、膝立ちのままの冴子の体を抱き寄せた。
「本間さんの前で……嫌じゃ、ないですか」
「あら。心配してくれるの?」
「だ、だって……飯塚さんの、大事な……人なんでしょ」
冴子は理央の腕の中で、ふっと息を吐いた。
その吐息が佳織の方へ流れ、肌の表面を撫でるように触れる。
それを境に、理央と冴子の――二人の世界が少しずつ溶けていくように感じた。自分も、そこに交わろうとしている感覚だった。
冴子がこちらに視線を向ける。
「大事な人の期待には応えないと」
冴子が妖しく微笑んだ。
理央の唇に指先を添えて、ゆっくりとなぞる。
「見られ慣れてるでしょ? 緊張してるの? 佐藤くん」
「だ、だって、今までした人なんて……その日にバイバイだし」
冴子はくすっと笑うと、耳元に唇を寄せて――佳織に聞こえない声で囁いた。
「今日は……ゴム、つけなくていいよ」
「え……」
「佐藤くんの……そのままナカに欲しい」
理央はその言葉に、理性を削られる。
冴子の背を支えると、そのまま体重をかけて押し倒した。
冴子も、理央の首に腕を絡める。
「そんなこと……言われたら……」
「ザーメン……たくさんナカに頂戴」
追い討ちをかけるように、冴子はまた理央の耳元で囁く。
部屋の照明を落とされ、間接照明だけが点り、室内に淡い光が広がる。
理央は慌てて立ち上がる。サコッシュの中からいくつか避妊具を取り出すと、枕元に置いた。ここはシティホテルだから、そうしたものが置かれていない。
佳織の心臓がばくばくと激しく鼓動する。
冴子は布団を剥がして、ベッドの上に膝立ちになった。
バスローブの紐を解くと、惜しげも無く、猫のような柔らかな体を見せつけた。
四十代とは思えない締まった体つき。
だが、その色香は若い女のそれではなかった。
「本間さん……」
冴子は視線を佳織の方へ送る。
「手加減しませんよ。嫌って言ってもやめませんからね」
理央も覚悟を決めたのか、バスローブを脱ぎ捨て、佳織の横にそれを置いた。
下着を身につけていない細い体が顕わになる。
理央は冴子に手を伸ばし、膝立ちのままの冴子の体を抱き寄せた。
「本間さんの前で……嫌じゃ、ないですか」
「あら。心配してくれるの?」
「だ、だって……飯塚さんの、大事な……人なんでしょ」
冴子は理央の腕の中で、ふっと息を吐いた。
その吐息が佳織の方へ流れ、肌の表面を撫でるように触れる。
それを境に、理央と冴子の――二人の世界が少しずつ溶けていくように感じた。自分も、そこに交わろうとしている感覚だった。
冴子がこちらに視線を向ける。
「大事な人の期待には応えないと」
冴子が妖しく微笑んだ。
理央の唇に指先を添えて、ゆっくりとなぞる。
「見られ慣れてるでしょ? 緊張してるの? 佐藤くん」
「だ、だって、今までした人なんて……その日にバイバイだし」
冴子はくすっと笑うと、耳元に唇を寄せて――佳織に聞こえない声で囁いた。
「今日は……ゴム、つけなくていいよ」
「え……」
「佐藤くんの……そのままナカに欲しい」
理央はその言葉に、理性を削られる。
冴子の背を支えると、そのまま体重をかけて押し倒した。
冴子も、理央の首に腕を絡める。
「そんなこと……言われたら……」
「ザーメン……たくさんナカに頂戴」
追い討ちをかけるように、冴子はまた理央の耳元で囁く。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


