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僕の愛する未亡人
第6章 はじめての愛撫
ほのかに明かりが灯る廊下でも、くっきりと分かる赤い指の痕。

「土曜日、佐藤くんとあんな話してたでしょ? あたしもされたくなって。ふふ」

冴子は笑いながら言うが、理央は心配そうに、だが同時に興味深く首元を見やる。

「いや、マジ……すご。死なないで下さいよ」

声は冗談めいていたが、目は真剣だ。

「ちゃんとケアしてくださいよ。残ったら困るでしょ。スカーフなんてずっと巻いてられるもんじゃないし」

冴子は一瞬驚いたように瞬きをしたが、すぐに柔らかく笑った。

「……ほんと、佐藤くんは心配性なんだから。いつも通りだから大丈夫」

冴子は首にスカーフを巻き直しながら言う。

「ただ、ちょーっと昨日は激しかったたかなあ。一人は割とノーマルなんだけど、その人が呼ぶもう一人がね、もうすごいのよ。体中痣だらけ。超イッちゃった」

「ひぃいい。僕には分かんない趣味だわ。飯塚さん、尊敬」

「ん〜? 佐藤くんのせいでしょ。女性が複数に囲まれるエッチなビデオ見たとか言うから。あたしもされたくなっただけ」

そう冴子が言うと、二人の間に笑いが広がる。
緊張していた空気がふっとほどけ、冴子は目を細めて楽しそうに理央を見つめていた。

「腕も……見ていい?」

「あら。興味津々なのね」

冴子はジャケットを脱ぐ。ストライプのシャツをまくり、冴子は腕を差し出す。
ほのかに赤みを帯びた指の痕や、おそらく歯型らしきもの。

「わ、わあ……これは、痛々しい……」

理央は優しく指先で冴子の腕に触れながら、痕の形や色を確かめるように見る。
だが、どのような行為がなされたのかを考えると、さらにそれでたくさん果てたという冴子を想像すると、理央の胸がどきんどきんと高鳴る。

「あとはちょっとトイレとかシャワーがね……染みるのよね。その二人のうちの激しい方が……すごくおっきいの」

「げ、終わったあとまだ痛いってこと? 僕のなんか大したことないわけだ、マジで」

冴子が笑ってジャケットを羽織ろうとした時だった。カツン、カツンと非常階段を降りる音がする。

「――あの、大丈夫……? 二人がここ……降りていったのが見えて……」

声の主は佳織だった。理央も冴子も、一瞬固まる。
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