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僕の愛する未亡人
第6章 はじめての愛撫
「二人とも……だめ……っ」

佳織は何とか声を喉の奥から絞る。
だが理央は口付けを止めない。唇を押し当てるだけの優しいものだが、室内に唇が密着する音が響いている。
その時冴子からも――佳織の左耳に唇が押し当てられた。

「あ、……やめ…… 」

亡くなった夫とは異なる柔らかな弾力が、耳に直に伝わる。
その感触に、どうしても腹の奥が熱くなる。
そして目の前では、理央に口付けをされ続けている。

「嫌……? 本間さん」

冴子の吐息が耳をかすめる。妖しく囁かれる声に、佳織は答えたくても理央の口付けが止まらず、言葉が出せない。

「あたしが……昨日、激しいセックスしたの……本間さんのせいなの」


(え……?!)


突然の告白に、佳織は必死で理央の口付けを制止し、肩越しに冴子の顔を見やる。

「あたしのせいって……」

「本間さんのいやらしいところ……想像しちゃったから」

振り返った佳織の唇が冴子に躊躇なく奪われる。
ただでさえ経験の少ない佳織は、女性とキスなど当然初めてのことだった。
冴子が舌を差し入れると、ずくん、と腹の奥が締め付けられる。
あまりに洗練された舌技に、たった数秒のことなのに、体が反応してしまう。佳織ははぁっと熱を含んだ吐息を漏らした。

「むぅ……飯塚さん……僕、我慢してたのに……」

理央が割り込むように佳織の両頬を包み、つぶらな瞳ではなくまるで獲物を狙うように熱を帯びた目でじっと見つめてくる。

「僕も……飯塚さんみたいにキス……したい。嫌?」

理央は理性ぎりぎりのところで踏みとどまっていた。唇以上のことはしてこない――きっと、必死に我慢してくれている。

「あ……の……」

前と後ろから抱きしめられ、体が熱に包まれる。嫌だと言えば、きっと二人とも止めてくれる。
そうわかっているのに――喉の奥からその言葉は出てこなかった。

「……飯塚さんもいて、恥ずかしいけど……多分、嫌じゃない。でも、最後まで……してあげられないから……やっぱり、夫以外は……」

佳織は声を絞り出すようにして告げると、理央に抱きつく。声が震えていた。

「ごめんなさい、家に呼んだり、思わせぶりな……」

「そんなこと思ってない。僕は嬉しい」
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