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魅惑~甘く溺れる心と身体。
第20章 愛される資格。
「――っつ」
何これ何これ!!
恥ずかしい。
恥ずかしすぎるッ!
唯斗さんってばこういう情事の後の対応が慣れすぎていると思うのはあたしの気のせい?
対するあたしはもう心臓バクバク言っている。
堪えきれなくなって、かけ布団を頭まですっぽり被った。
現実から逃れるために目を閉じても、思い出すのはついさっきまで抱かれていた唯斗さんの息遣い。
あたしが失神している時に綺麗にしてくれたのかな。
恥ずかしい液を散々垂れ流したシーツもあたしの濡れた身体もすっかり綺麗になっていた。
だけど――。
「――っはぅ……」
……――ツツ。
体勢を少し変えれば、唯斗さんに注がれた愛液が割れ目を通って太腿へと滴り落ちてくる。
どうしてかな。
両想いになったとたんに羞恥心があたしを襲う。
そりゃ、当初は両想いだから誘惑しようと攻めたことをしていたけれど、思い返せばあたしの本心は違ったのかもしれない。
唯斗さんは絶体にあたしみたいな子供には振り向かないって思っていたから、あんな恥ずかしいことができたのかもしれなくて……。
それが今、嬉しい意味で覆されて、抱かれて――。
両想いになれた。
たくさん乱れて、恥ずかしい科白もたくさん口にして、性欲剤や電動バイブまで持ち出されて中まで愛液を注がれたことを思い出してしまえば悶えるしかないわけで……。

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