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魅惑~甘く溺れる心と身体。
第21章 告白~許しを乞うて大好きな人と一緒に。
◆
「兄さん。ごめん、澪ちゃんを抱いた」
午後10時。
唯斗さんと相談した結果、あたしが唯斗さんに抱かれたこと、今後もしかすると赤ちゃんができる可能性があることを話すため、お父さんとパソコンでビデオ通話をすることにした。
これは唯斗さんなりの配慮。
あたしがこれ以上、罪の意識に苛まれないよう、お父さんには全部話そうということになったんだ。
――そして今現在。
目の前のモニター越しで対面しているのがあたしの父親。
清潔感を持った襟足までの黒髪はところどころ白髪が見え隠れしている。切れ長の目とすっと通った鼻筋に高い鼻梁。やっぱり兄弟なんだ。唯斗さんと似ている。
少し違うのは、目尻には消えない笑い皺もあって、ほうれい線もある。だけどまだ若い雰囲気はあるし、娘のあたしから見てもイケオジだとも思う。
そんなお父さんと、あたしと唯斗さんは並んでリビングのソファーに座って対話する。
「ゴムありか? ゴムなしか? 何度抱いた?」
お父さんは真剣に訊ねた。
「――っつ!!」
んなっ!?
ちょっと唐突すぎやしませんかっ!?
ドッキン!
あたしの心臓が飛び跳ねた。
ちょっと待って、恥ずかしい!!
そこまで打ち明けなきゃいけないものなの?
お父さんの顔、正面から見られないよっ!
「ゴムなしで4回ほど……」
唯斗さんが真剣に答えている。
あわわわわわっ!!
どうしてそんな普通に答えられるのっ!?
「兄さん。ごめん、澪ちゃんを抱いた」
午後10時。
唯斗さんと相談した結果、あたしが唯斗さんに抱かれたこと、今後もしかすると赤ちゃんができる可能性があることを話すため、お父さんとパソコンでビデオ通話をすることにした。
これは唯斗さんなりの配慮。
あたしがこれ以上、罪の意識に苛まれないよう、お父さんには全部話そうということになったんだ。
――そして今現在。
目の前のモニター越しで対面しているのがあたしの父親。
清潔感を持った襟足までの黒髪はところどころ白髪が見え隠れしている。切れ長の目とすっと通った鼻筋に高い鼻梁。やっぱり兄弟なんだ。唯斗さんと似ている。
少し違うのは、目尻には消えない笑い皺もあって、ほうれい線もある。だけどまだ若い雰囲気はあるし、娘のあたしから見てもイケオジだとも思う。
そんなお父さんと、あたしと唯斗さんは並んでリビングのソファーに座って対話する。
「ゴムありか? ゴムなしか? 何度抱いた?」
お父さんは真剣に訊ねた。
「――っつ!!」
んなっ!?
ちょっと唐突すぎやしませんかっ!?
ドッキン!
あたしの心臓が飛び跳ねた。
ちょっと待って、恥ずかしい!!
そこまで打ち明けなきゃいけないものなの?
お父さんの顔、正面から見られないよっ!
「ゴムなしで4回ほど……」
唯斗さんが真剣に答えている。
あわわわわわっ!!
どうしてそんな普通に答えられるのっ!?

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