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魅惑~甘く溺れる心と身体。
第22章 ふたつの愛をただ一身に注がれて……。

「――もう、お父さんっ!」
 ああ、緊張する!
 恥ずかしいしっ!!
 心臓はバクバク言っているし、身体も震えてる……。

 こんななのも、全部全部お父さんのおかしな提案のせいだっ!

「写真も撮らないでよ、いい加減にしてっ!」
 ここまで来た以上は逃げられない。
 どうにかしてこの場所から逃げたいと思っても、今のあたしには何も考えつかない。
 湿った右の髪を耳に引っかけながらバスタオルの合わせ目が解けて胸がはだけないように、それとなく両手で押さえる。

 お父さんに怒ったのは恥ずかしい気持ちがいっぱいになったから。
 でもそれさえもお父さんにバレバレなわけで――。


「恥ずかしがってる澪も、とても可愛いよ……」
 お父さんは鼻息荒くして斜め下から見上げてきた。

「画像にしているのはお前を抱いている相手が誰なのかを思い知るためさ。わたしが金輪際、お前に手を出さないように見せしめとしてな」
 カシャ、カシャ。
 お父さんはしゃがみ込み、あらゆる角度からあたしを撮影し始める。

「それにしても、そうやって大きなバストを隠す澪はそこら辺のヌードよりずっと興奮する! これもすべてお前を諦めるためだっ!」

「お父さんっ!!」
 もう、もうもうもう!
 恥ずかしいよっ!!


「嘘つき」
 ……ボソ。
 唯斗さんが後ろの方で毒づいた。
 お父さんと一緒だと、けっこう毒舌だよね。
 そんな唯斗さんは、っていうと――やっぱり格好いい。


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