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魅惑~甘く溺れる心と身体。
第25章 ーSide:澪父ー さらに愛してもっと溺れさせよう大作戦!
わたしは持っていた携帯でしっかり澪の姿を収めておく。
そんな中、さすがは唯斗だ。澪を綺麗だの可愛いだのと賞賛し、しっかり娘を虜にしていた。
そんな唯斗も我が弟ながら、しっかり決まっている。オレンジ色のパーカーから覗く肌は引き締まっていて年齢を感じさせない。黒のサーフパンツをしっかり着こなしていた。
「澪ちゃん、日焼け止めを塗ろう。綺麗な肌が焼ける」
お、流石はわたしの弟だ!
唯斗の提案にわたしが心の中でガッツポーズをしたのは言うまでもない。
「え、日焼け止め、塗ったよ?」
首を傾けて話す仕草もまた可憐だ!
澪の内面もまた、唯斗と一緒に暮らしてからというもの、女性らしい雰囲気を醸し出していた。
「1時間おきに塗った方がいいんだって」
「えっ、そうなの?」
唯斗は天使のような優しい微笑を浮かべて澪に提案する。その下に見え隠れするのは男の欲望そのものだが、純粋な娘には疑うことすら知らない。――いや、弟に心酔しきっているからなのか、純粋な眼差しを向けていた。
「おいで……」
唯斗は澪の手を取るとパラソルの下にできた日陰に澪を誘導した。
シートを敷き、澪に腰を下ろさせる。
「貸して?」
そう、これこそが唯斗の魂胆というものだ!
澪の身体のすべてに日焼け止めを塗って触って溺れさせよう大作戦!!
これはわたしがさっき命名したものだが、まあそんなことはどうでもいいだろう。

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