パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第27章 ーSide：唯斗ー　苦手な朝。

　より掻き混ぜてやれば、彼女の可愛い嬌声が響く。
　指の本数を増やして掻き混ぜ、どうにもできなくなった俺は肉棒を取り出した。
　そのまま沈ませる。

「っひぃんっ！」
　ヌプヌプヌプ。
　亀頭で擦り上げながらゆっくり最奥へと進ませる。

「ああ、すごく悦い……」
　尿意がやって来た。
　そのままいくらか肉棒で掻き混ぜた後、そのまま流し込む。

「っひ、あっ、なにっ！　やあああああっ！」
　最後に白濁も流し込む。
　ガクン。
　倒れ込むしなやかな肉体に、俺はようやく覚醒する。

「あん、あん……」
　俺の上で意識を飛ばす彼女がすぐ目の前にある。
　どうやら朝っぱらから澪ちゃんを抱いたどころか粗相したらしい。
　寝相の悪さは最悪だ。
　自己嫌悪する。

　だが――。
　こうも自制心を失わせるのも彼女だけだ。
　今まで女性と付き合ったことはあったものの、理性を飛ばしたこともないし、こんな抱き方もしたことはない。
　過去には、氷の王子と呼ばれたこともあった。
　それが今やどうだろう。
　簡単に理性を捨て、欲望のままに抱いてしまう。

　澪ちゃんには敵わない。
　彼女を守りたいという保護欲と、どうしようもないほどの狂おしい愛情が心を揺さぶる。
　さっき達したばかりなのに、もう俺自身は硬く息づき、活力を取り戻している。