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魅惑~甘く溺れる心と身体。
第27章 ーSide:唯斗ー 苦手な朝。

「愛おしい……」
 唇を塞ぎ、深いキスをする。

「ん、んぅ……」
 気を失っているにもかかわらず、俺の口づけを受け入れる彼女が可愛い。
 会社に行く気がしない。

 ――仕方ない。
 今日は仮病を使って休もう。

「もう少し抱くよ?」
 その後は俺がうんと可愛がって、介抱しよう。
 着ている衣服を取り除かせ、一糸も纏わない姿にさせると、可憐な肉体のすべてを貪り尽くす。

 このふくよかな胸も、ピンク色の乳輪とツンと尖った乳首。摘むと出てくる母乳も――引き締まった腰も、三角形の秘められた箇所にある小さな突起。そこから流れ出る蜜も、この目の前で横たわるしなやかな肢体はすべて俺のものだ。

 親指の腹を使って乳首を転がせば、より尖ってくる。
 吸い上げて彼女のミルクで喉を潤す。
 太腿の間にある秘部へ指を沈め、ふやけそうになるくらい延々と掻き乱す。
 一度果てた彼女の身体は感じやすくなっている。
 オーガズムの波に乗り、腰を揺らす。


「すごいね、滑ってるよ、澪ちゃんの蜜で俺の指がふやけたよ……」
 わざと音を出すように掻き混ぜてやれば、彼女の唇から嬌声が上がる。
 その声だけでも達してしまいそうだ。

 ――可愛い。
 本当に可愛い。
 彼女を煽っているつもりが逆に煽られている。

「あん、あんっ!」
「俺の澪、愛しているよ……」
 可愛い声を聞きながら、俺はありったけの愛を注ぎきった。



《苦手な朝。・完》
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