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脳内ショートストーリー
第2章 【渡瀬葉月と渡部凌介〜幼なじみの恋〜】





もう、何だろ、お酒も入ってるからか
話し途切れなくてずっとお腹抱えて笑ってた
当時を知る仲間からは不思議がられるくらい
そうそう、めっちゃ喧嘩してた
あの頃お互い素直になれなかったよね
いつも一緒だったからそれが嫌で嫌で堪らなかった



「あ〜笑った、わかったわかったから…アハハ!お手洗い、行ってくる」



用を済ませて出ると、お店の廊下で待っていたのは
元カレの圭吾
初めてちゃんと喋る



「随分仲良いんだな、渡部と」


「あぁ、うん、幼なじみだしね」


「俺も葉月と話したいんだけど」


「元気だった?元気そうだね、それは何より……それ以外話す事ある?」


「あるよ、たくさん……だから抜けない?2人で」


「え?何で?2人で話す事なんてないよ、もう終わった事だし、話すならこのお店の中だけで話そう?」



牽制したつもりだったのにチラッと違うところを
見たかと思えば強引にもキス……されそうになった
間一髪、掌で止める



「ちょっ…やめてよ、酔ってんの?」


「やり直さない?俺ら……」



圭吾とは高2の冬まで付き合ってた
1年くらいだよ?
受験が理由だったけどコソコソ隠れて
違う学校の子と付き合ってたの知ってたよ
それなりに傷ついて
元気のない私を誂ってきた凌介に八つ当たり
してしまった苦い経験があるの



「おーい、渡瀬〜、林が呼んでるぞ?」と間に入って
くれた凌介
林とは和泉の事で、助け舟だってすぐにわかる



「うん、今行く」



さっと圭吾から離れる事が出来て凌介も一緒に席に
戻った
他には聞こえないトーンで
「助かった、ありがと」
「おう」って言葉数は少ないけど充分優しさは伝わる
結局、最後まで圭吾と話す事はなく
二次会に流れた



ずっと隣をキープしてくれた凌介
周りに冷やかされても
「俺、一応ボディーガードなんで」と言い放つ
チラチラと圭吾が私を見ている事に周りも気がついて
同調してくれていた








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