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脳内ショートストーリー
第2章 【渡瀬葉月と渡部凌介〜幼なじみの恋〜】

「もうあんた達そのまま行くふりして2人で抜けな?」
とぶっ飛んだ提案をしたのは和泉
元カレの事は何とかしておくからって男前過ぎ
私と凌介2人して目がハートになったくらい
凌介にもくれぐれも私を宜しくって念押しされてて
ウケる
上手く誤魔化して2人で抜けた
バレてないと思う
「どっか泊まってんの?」
「いや、実家に帰ろうと思ってて」
「そっか、帰るのも久しぶり?」
「お正月以来かな」
「東京で頑張ってんだもんな」
地元を離れてから年1くらいしか帰れてなかった
凌介は見た目の通り、美容師になってて
3店舗も展開していてびっくりしたけどね
「ていうか、飲み直さん?」
私もそう思ってた
全然まだ飲み足りない
えっと、何を話してたんだっけ?
ってなくらい酔ってたけど
「アイツとは元サヤならんよな?」と耳元で聞かれて
どう答えたっけ?
「家まで送ろうか」ってどの流れで言われたのか
全然記憶ないけど、普通に私、確信犯だわ
「ちょっと休憩しよ」
「酔い回ってきた?歩ける?」
お互い、フリーな事は最初に聞いてあった
再会して意気投合した時から心の何処かで少しは
期待してたでしょ?
そうなったらそうなったで仕方ないかなって……
もういい大人だよ?
「良いの?」
「ん……嫌?」
「嫌じゃないよ、でも葉月、記憶ないでしょ?」
「忘れさせないでよ」
「……了解」
俺は絶対にこうなった事、後悔しねぇからなって
ベッドに押し倒されたんだと思う
お酒が入っての行為は自己責任だし、
そういう事だけの関係になる可能性は大いにある
でもね、凌介だけはそうならないって自信があったの
なんで?理由は上手く説明出来ない
ほら、やっぱり覚えてないじゃん……
翌朝、2人は普通にラブホに居て全裸のまま
朝を迎えていた
ベッドの上で絶句してる……
いや、初めての経験でリアクションに困っているだけ

