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美味しいサンドイッチの作り方
第2章 サンドイッチの材料

誠さんが何かを言おうとしてた
みたいだったけどママが慌てて
上から荷物を持って降りて来て。
出発する2人を玄関で3人並んで
お見送りをした。
『じゃあ、お留守番お願いね?』
「うん、行ってらっしゃい」
『お土産…待ってるから』
『ふたりも…沖縄楽しんで来て』
行ってらっしゃいと手を振って
2人の姿が見えなくなるを
玄関の前に出て見送った。
玄関の中に入って戻って来ると
上がった所にお兄ちゃんズが
立っていて…私が中に入るのを
阻止する様な場所に立っている。
『今から…紗耶香と美玖が来るんだよ』
と…光の口から2人の女性の名前が
出て来たけど、うちのクラスにも
学年にもその名前の女の子は居ないから。
先輩…なのかな…と…思ってたら。
「じゃあ、私は…邪魔にならないように
図書館にでも…行って来るから…」
『妹は……俺達がしてる所…見る役。
昨日は…声だけだっただろ?だから…
今日は…他人がしてる所…見せてやるよ』
今から…女の子が2人家に来て
自分とえっちな事をする所を、
翔が見せてやると言って来て。
『昨日…の…も…よく聞こえてたね…、
あんなの…聞かされちゃったら
妹ちゃんも…我慢出来なかったよね?
妹ちゃん、僕のイヤホン…返してくれる?』
自分の…ショートパンツの
ポケットに入れていた
翔のイヤホンを…翔の胸元に突き返した。
「こっ…これ、返すから…ッ…」
ぐっと…その手を…翔に掴まれて。
『返すだけじゃ…足りないでしょ?
口止め料に…なってないんじゃない?』
そう言って翔が私の手の中に
握ているイヤホンを私の耳にはめると。
自分のスマホを操作して
その音声データを再々すると
昨日の…私が…新井君の名前を
呼びながらひとりえっちしてた声が
イヤホンから聞こえて来て。
「……い…幾ら……いるの…?」
『お金じゃ…ないよな?翔』
金額を聞いた私に
そう光が…翔に問いかけて。
「じゃ…じゃあ…どうすれば…いいの…?」

