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美味しいサンドイッチの作り方
第2章 サンドイッチの材料

『簡単な…ハナシじゃん…、
”なゆちゃん”は…、俺と…翔が言う事に
全部『はい』って答えればいいだけだよ』

そうママが私を呼ぶ時の
声マネと言うかイントネーションを
光がマネしながらそう言って来て。

今日から…7日間の間…
お兄ちゃんズの命令は絶対って、
そう言う意味…なんだろう…。
私に拒否権は…ないってことだ…。

『僕は勉強の時間は勉強するって
決めてるんだよ、光ひとりで
2人も相手させるの申し訳ないし…、
妹ちゃんは僕の代わりに
光のお手伝いをしてあげて欲しいな』

こっちの事を小馬鹿にしたみたいな、
光の言い方とは裏腹に、
お願いする感じに言っては来るけど
穏やかな翔の口調の後ろ側は
真夏なのを忘れそうな程に
ゾクっとした寒気を感じる冷たさで。

翔はそう言うと…勉強をしに
誠さんの書斎の方へ行こうとして。
通り過ぎる時に後ろから
私にだけ…聞こえる声で…。

『(光は…身勝手な感じの所あるけど
あれはあれで…いい所もあるだよ。
適当な所で…様子見に行くから…
それまでアイツに合わせてやって)』

と…助ける気があるのかないのか
私の反応を面白がってるのか、
それとも気まぐれに優しく
してみただけなのか…。抑揚のない
翔の言葉に翔の本心が見えない。

翔が誠さんの書斎に籠って
日課の勉強の時間に入っていた。

私は今から来ると言う
光とどういう関係なのか分からない
紗耶香と美玖と言う人の為に
じっとしても光と何を話したら
いいのか分からないから。

リビングに掃除機をかけ始めた。

どう言う間柄かはさておき
お客さんである事には違いないし…。

じっとしててもソワソワするだけで
全然気持ちが落ち付かないから、
掃除機掛けている方が落ち着く。

リビングの掃除機を掛け終えて
それからおトイレの掃除をする事にした。
お客さんがおトイレを使うかもしれないし。

おトイレの便座をゴシゴシしてたら
ピンポーンと…玄関のインターフォンが鳴った。

『妹~』

「私は今…おトイレの掃除中…ですから」

『なんだよ…使えるのか
使えないのか分からない妹だな…』

チッと舌打ちしながら…
光が玄関に向かって行って。

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