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美味しいサンドイッチの作り方
第4章 光+翔…とお出掛け

『母さんが……居た頃は…
家族4人で…この科学館には
月1とかぐらいで良く来たんだけどね』

「2人の…お母さんは……」

『死んだよ…5年前…』

「そっか…ごめん…」

悪い事を聞いてしまったと思って
つい咄嗟に翔に謝ってしまって居た。

『謝らないでよ、別に僕達の
母さんが死んだのと妹ちゃんは
何にも関係ないんだし、
……でも…妹ちゃんのお陰かも…ね?』

「私の?」

『今日…光が来たの……最後に…
4人で…来た以来だったから…
……あ、そうだ…、…妹ちゃん…』

「何…?」

『妹ちゃんって…
いつまでも呼ぶのも…
あれかなって思うし…。
なゆたちゃんとかなゆたって
呼ぶ方が…良いのかなって…』

翔の言葉に私は首を横に振った。

「なゆたは…嫌なの…、その名前で
呼ばれるぐらいなら…妹のままがいい…よ…
私は…嫌いなの、私の名前…。
お父さんの事…思い出すから…ッ…」

『だから?なゆって
周囲にあだ名で呼ばれてるでしょ?
君のママも…そう呼んでる』

自分のなゆた…って名前…
昔は…大好きだったの…。
素敵な名前だねって小学校の頃は
クラスのお友達にも褒められて
この名前を付けてくれた…パパも大好きだったのに…。

あんな…事さえ…無かったら…。

『君のパパは馬鹿だよね…、
あんなことさえ…して無かったら…。
今頃…なつなママと君と…3人で
幸せな家族を続けられてたのに…、
命が…あるんだから…本当に馬鹿な男だよ』

そう言いながら……天井から
ぶら下げらえている大きなサイズの
天体模型を翔が見上げていて。

『僕…昔…宇宙飛行士に…憧れてたんだ』

「うちゅうひこうし……に?」

『色覚異常……持っててさ…、
それがあったら…宇宙飛行士になれないって
知った時は…ショックだったけどね…。
でも…宇宙飛行士になれなくても
今はお金あれば一般人も宇宙旅行に
行ける時代になって来てるし…、それに
乗れなくても作る方側でも研究する側でも
宇宙に携われるなって思ったら楽になったよ…』

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