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美味しいサンドイッチの作り方
第4章 光+翔…とお出掛け

ドームの中が無数の光のシャワー状態だ。

『これが…那由多、
言葉よりも見る方が早いかなって』

那由多と言うのは仏教で…宇宙の広さを
表現してる言葉で…、そして数の
大きさの概念を超越した存在としてある
言葉なんだよって教えてくれて。

『宇宙好きの僕からしたら…那由多…
なんて名前親から貰ったら、自慢
しまくりたいけどね?……なゆた
僕は…君の名前…いい名前だと思うよ?』

ポロっと…翔の言葉に…自分の目から
勝手に涙が零れ落ちて来ていて。

『なゆたには…那由多が…宇宙が
君の味方をしてくれてるんだから…、
何もかもを…嫌いになるのは…
勿体ないし早すぎるんじゃないかな…?』

そう言われて……翔の言葉に頷いたけど
真っ暗のドームの中だったから
それは翔に見えてたかどうだか……。

目が赤くなってるかとか腫れて無いか
気になって、そのまま…慌てて
翔と顔を合わせないようにしながら
半分駆け足みたいになりながら
私はおトイレに駆け込んだ。

落ち着くまで…トイレで過ごして、
トイレから外に出ると。私を
待ってたのは…翔じゃなくて
ここに来てすぐにどこかへ行ってた
光の方で…。

翔にこの科学館でのエピソードを
聞いた直後だから…、今ここに
光がどんな気持ちで…来てくれたのかとか
思うと………どんな言葉を光に
掛けたら…良いのか…わからなくて。

「あっ…あの…、今日…ここに
連れて来てくれて…ありがとう…。
凄い…素敵な…科学館だね…ここ…」

じと…と湿っぽい重たい視線を
光がこっちに向けて来たから。

「ご、ごめん…っ…」

『しょうもない話…だっただろ?
でも…父さんには…俺等も感謝してる、
母さんが…死んだ後の俺達結構
荒れて荒れまくってたからさ…?
俺達は…俺達の父さんが…父さんで
良かったって思ってる…しさ。
お前も父親の事で苦労したんだってのは
何となくには知ってるから…父さんを
父さんって呼べないお前の気持ちも
わかってるつもりなんだよ…』

「そ、それは……私も…頑張らないとって
思って…るんだけど…っ、誠さんが
嫌いだとか…そんなんじゃ…ないよ…ッ」


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