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美味しいサンドイッチの作り方
第24章 樹さんの屋根裏部屋 ~なゆたサンドレシピ③~
この7日間の…思い出を
3人で動画で振り返っていると。
お風呂のお湯張りが出来たみたいで。
2階のお部屋から階段を降りて、
1階に3人でお風呂に入りに行く。
昨日着てた服と、今日の服と
水着を洗濯機の中に放り込んで。
洗濯乾燥をスタートさせて
そのまま洗濯は洗濯機にお任せして。
私達はお風呂場の中に入った。
広い倉庫の1階の空間に
お風呂とその隣にあるおトイレだけが
壁にグルっと囲まれた…独立した個室になっていて。
建物の中に建物があるみたいになっている。
1階部分には2階のあの部屋ほど
がっつり断熱とかの整備を
してないから小さく囲って
そこだけ…空調が効くようになってて。
空間が狭いから温度管理はしやすいみたい。
狭いながらに洗面所と脱衣場の
スペースが浴室の前にあって。
奥のすりガラスのドアの向こうが
普通のご家庭のお風呂…と
遜色のないお風呂が付いている。
「でも…こう言うのって、
結構お金掛かるんじゃ……」
『なんか……、聞いた話だけど。
ここの敷地は奥さんのおばあさんの
土地と建物みたいだけど。おじいさん
の方がなくなった時に…
結構な金額の遺産が入ったみたいだよ』
『なんかそのお金で、競馬しようって
同僚の人に誘われて。ちょっとぐらい
なら…溶かしてもって思って
大穴に賭けたら大当たりして
凄い金額になったとは聞いたけど?』
『え?光はそう聞いたのか?
僕は…たまたま道で困ってる人が
居たから助けたら凄い感謝されて
車を譲って貰って売ったら
その車が凄い値段で売れたって聞いたよ?』
リノベーションってお金が
結構かかるって言うし。
あのバーの収入以外にも
収入があるとは…言ってたけど。
光と翔は違う話をしていて。
どっちも嘘なのかも知れないし、
もしかしたらどっちも本当なのかも?
『なんか……、こんな話…
なゆたに言っていいのかわからないけど。
何かで手に入れた大金があったから
個人経営してて潰れた、カラオケ店を
買い取ってそれをリノベして。
カラオケ付きのレンタルルームで
転がして儲けてるからバーの
マスターは趣味って言ってたけどね?』

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