この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
美味しいサンドイッチの作り方
第4章 光+翔…とお出掛け

屋上に厚手のレジャーシートを広げて
光がリュックの中から持って来ていた
折り畳みのテーブルを置いて。
小さなライトを…置いてくれて。
小さな…キャンプスペースになる。
寛げる場所を用意してくれてる間に
翔が部室にあった天体望遠鏡で
月を見せてくれて。
月のクレーターが…ちゃんと見れて
科学館にあった月の模型を思い出していた。
光はレジャーシートの上で
ゴロゴロと自分のスマホの音楽を
置くだけのスピーカーで
流しながら寛いでいて。
『マシュマロ焼いて食おうぜ』
登山する人がコーヒーを
飲んだりするコンロで、
マシュマロを皆で焼いて食べて。
「キャンプみたい…」
『日帰りナイトキャンプ?』
その後は…3人でシートの上に
雑魚寝するみたいにして寝転んで
夜空の星を見上げていると…。
キラッっと光がス――と流れて。
「あ!流れ星だ…っ…」
とは言っても……流れ星に
する願い事も…失恋しちゃった
私には…なくなっちゃったんだけど…。
『妹は…?何か…あんの?願い事』
「……新井君より……素敵な…
彼氏が…欲しい……とか…かなぁ…」
『じゃ…あ、なゆたに…素敵な
彼氏が出来るまでは…僕と光が
なゆたの…彼氏役……してあげるよ』
3人でシートの上で寝転んで
夜空の星を見上げていたのに、
私の視界には…夜空の星よりも
眩しい…キラキラした…イケメンの
双子の…お兄ちゃんズの笑顔があって。
『で、妹は……したこと
ぐらいはあるんだろ?』
「そっ…それは…、
ある…には…ある…けど…ッ」
初めての相手の先輩は…
私が…気持ち良くなりかけた頃に
イっちゃってたし…。
その次に…付き合った人は…
ちょっと…する事が…強引と言うか
濡れかけて来た頃に入れて来るから
痛い…方が…強くて…気持ちいいって
思った事…無いと言うか……。
「…その…、今まで……えっちな事…して
気持ちいいって…思った事…無くて…。
ちょっとなんか、気持ちいいかも?
って思た頃に…終わっちゃったり
…後は…、その……
しても…痛いばっかり…だったりとか…」

