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美味しいサンドイッチの作り方
第4章 光+翔…とお出掛け

こっちに顔を向けて来たら
右と左のほっぺにちゅーってされちゃって。
『ほら、なゆた…どっちからが良いの?』
『なゆ…どうする?』
そう言いながら光が私の頭を
いい子いい子してナデナデして来て、
翔が私の手をぎゅっと握って来る。
「ふあぁあっ…ん、そっ、、
そんなの…、えっ、選べないよぉぉッ…」
『だってさ、翔』
『じゃあ…お兄ちゃんからだね…』
2人は双子で誕生日は一緒だけど、
翔の方が早く生まれたから
お兄ちゃん…になるわけで…。
私が選べないと…言ったから
まずは…翔と…キスをする事に…。
レジャーシートの上に
2人に身体を起こされて
私がシートの中央にペタンと
足を開いて座って。
私の後ろに…光が…足を開いて
座る感じで…、光の身体を
座椅子にする…みたいに
光の身体を持たれかけさせられる。
正面に…翔が座って…
指と指を絡めて…ぎゅっと
手を繋いで…。ドキッと胸が跳ねた。
翔との…顔と顔が近くて
どきどきしちゃってるのに…、
翔の…私の顔を見つめる視線が…
妙にセクシーで…更にドキドキしちゃう。
翔と手を繋いでいる…
私の手の…手首を…ぎゅっと
後ろから光に…掴まれてしまって。
『なゆた…顔…上げて…?』
俯いてた顔を上げる様に…
優しい口調で…翔が言って来て。
「でっ…でも…私達は……兄妹だし…」
『でも、他人じゃん?血繋がってねぇし…』
スクールカースト…最上位の2人の
周囲には…常に…可愛い女の子が
沢山居るから……わざわざ私なんて
相手にしなくても…。
キスの相手も……
えっちの相手も…
途切れる事は…無さそうだけど…。
ぎゅっと…目をつぶって…
自分の顔を上げると…チュ…と
軽くにだけ…一瞬だけ…
遠慮しがちなキスが…振って来て。
あれ?お終い?って
ぎゅうと閉じていた瞼を
私が開くと…穏やかな笑顔を
浮かべた…翔の顔が…見えて…。
モテすぎ…な……2人に…
弄ばれてる…だけなのかなって…
そんな風に…思ったりしながら…。
新井君の事は…忘れたいけど…
この2人の事は…本気で
好きになっちゃ…ダメって…
思いながら…も……。

