この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
美味しいサンドイッチの作り方
第28章 7日間が…終わる時
光が玄関から外にある
カーポートの方に出迎えに出て行って。
『じゃ、僕は部屋に戻ってるよ』
翔も…自分の部屋の方に戻って行って。
私はここで…出迎える係だから、
玄関の上がった所で
光が誠さんとママと一緒に
戻って来るのを待ってたんだけど。
話し声が玄関の方に近づいて来る
気配を感じて。ガチャと…玄関の
ドアが開くと……7日ぶりに見る
大好きなママの姿と
その隣には穏やかな笑顔の
誠さんの姿があって。
「ママッ!誠さん。おかえりなさい」
『わざわざ、私達の帰りをここで
待っててくれたのかい?なゆたちゃん』
私が玄関でお出迎えをしたことを
誠さんは喜んでくれて。
『なゆちゃん、ただいま~
お留守番…ありがとうね~。
すっごく楽しかったのよ、沖縄旅行』
「うん。旅行のお話聞かせて。
ママ、疲れてるでしょ?誠さんも
ソファに座って、私、アイスティー淹れるから」
帰って来た2人をリビングのソファに
座るように促して、誠さんには
アイスコーヒーをママには
アイスティーを用意して
リビングに運んだ。
リビングではママがテーブルの上に
買って来たお土産をお店開きしてて。
上から遅れて降りて来た翔と、
出迎えた光と4人で話をしていて。
自分達3人には麦茶を
ママの前にアイスティー
誠さんの前にアイスコーヒーを出した。
「飲み物…前に…置いとくね…」
『なゆたちゃん、ありがとう。
丁度喉が渇いたなと思ってたんだよ』
『なゆ、サンキュ~』
そう言って光が自分の前に
置かれた麦茶をゴクゴクと飲んで。
光が一気飲みして空にしたグラスに
お代わりの麦茶を私が注いだ。
私とその光の様子に…
ママと誠さんはあらまぁと
言いたげな顔をして見つめ合っていて。
翔は…ちょっと…何か
言いたそうな顔をしてたけど。
『ははは……。私達が旅行に
行ってる間に…仲良くなってくれたら
いいねとはなつなとは話してたけど、
これは…驚いたね。…私が思ってた
以上に3人は仲良くなれたみたいだね』
『でしょ?でしょ?私が言った
通りだったでしょ?あなた。
子供達だけにした方が、こう言う
事は上手くいくものなのよ、ね?なゆちゃん』

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


