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美味しいサンドイッチの作り方
第28章 7日間が…終わる時
「う、うん、そうかも。私も
ママ達が旅行してる間に
あっちこっち…遊びに行ったんだよ」
それからリビングでママと
誠さんのお土産話を聞いて。
来年は家族旅行で沖縄に
行きたいねって言う話をして。
ママ達は旅行の荷物の整理したり
洗濯したりするからって
お土産話会は解散になって。
私はキッチンに向かって
お夕飯の用意をする事にして
キッチンで夕飯の支度を
始めようとしたら。
自分の椅子をダイニングから
こっちに光が持って移動して来て。
私が料理をしてるのを
光は相変わらず嬉しそうに見ていて。
私が支度をし始めて、しばらくした
頃に…玄関のインターフォンがなって
アレンがオードブルを
持って配達に来てくれたみたいで。
オードブルの代金はママから
預かっていたお金で
出させてもらうことはママには
LINEで伝えて了承は得ていたから
代金をアレンに支払った。
光はしばらく玄関の前で
アレンと話をしてたみたい。
その日の夕食は…私が一部を用意して
メインは来来飯店のオードブルで。
5人でダイニングテーブルを
囲んでの賑やかな夕食になった。
誠さんは私が作ったものを
美味しいと言って食べてくれて。
夕食を食べた後は……ママの
お手伝いをして洗い物をしたんだけど。
『なゆちゃん』
「ん?どうしたの?ママ」
ちょいちょいと隣で
一緒に洗い物をしてたママが
私に自分の近くに来るように
手招きをして来るから。
隣に居るのに?と思いながら
ママとの距離を詰めた。
『で、なゆちゃんは…
どっちの…お兄ちゃんがいいのかしら?』
そう私にママが囁いて来て。
「え?…どっちがって…
翔も光も…お兄ちゃんだよ?」
にんまり…とママが口元を
押さえながら笑っていて。
『あらぁ♡どっちも…なの?
流石ね、なゆちゃん。
ママの娘だけあるわ♡
まだ…このことは、誠さん
びっくりしちゃうかもしれないし
…誠さんには内緒にしとくわね?』
ごにょごにょ…とある”大事な事”を
私の耳元でママが囁きかけて来て。
ママには…嘘はつけないなって
私は…その言葉に実感した。

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