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美味しいサンドイッチの作り方
第28章 7日間が…終わる時
2人の前ではいつも通りの私って
感じで…振舞っていたつもりだったけど。
「ね、ねぇ…ママ。
どうして、わかったの?」
私がそうママに尋ねると
ママはふふふふ♡と笑っていて。
『どうしてだと…思う?なゆちゃん。
だってぇ…、目見てたらわかるもの。
きっと無意識なんでしょうけど』
ニコニコと笑っている
ママの笑顔を見ていると
全部お見通しと言う顔をしていて。
ママ凄いなって思ったし、
ママ怖いなって思っちゃった。
『それに…なゆちゃんも…、
変わったから…わかるわよ』
「変わった?私が…?」
『お兄ちゃん達と仲良しになって
変わったでしょ?色々と。
お兄ちゃん達にもちゃんと
ママからお話しておくわね。
ふふふふ、心配しないで。
大丈夫よ…、なゆちゃん。
あなた達はまだ子供だけど…
ママは……大人だからね?
ママは…なゆちゃんのママだから
何があってもなゆちゃんの味方よ?』
直接的な言葉じゃなかったけど
妙な説得力のある…ママの言葉に
私は圧倒されてしまってたんだけど。
「怒ったりしないの…?」
『確かに、人によっては…
そんなの言語道断だって
言う大人も居るかも知れないわね。
でもね…、なゆちゃん。
大人がそう言うのをダメって言ったら
昔のママがそうだったみたいに、
子供って反抗したくなるものなのよ』
と…言う…とんでない…
ママの子供時代を想像してしまう
そんな言葉を…ママの口から聞いて。
私達の事…ばれてたって
焦っちゃったんだけど。
咎められたり…する事もなくて。
お片づけがすんだ後
自分の部屋に戻って来て。
勉強机に座ってはみたけど
何かをする気分にもならなくて。
夏休みの課題の残りに
手を付ける事もなく
机に肘をついてぼんやりとしていた。
ママは…私位の頃に…
一体何をしたんだろうって…
そんな事を…あれこれと想像してしまって。
夕食の後から…光が1番にお風呂に入って
光の後に翔が入って、その後に私。
私が入った後にママと誠さんが
いつも通りに…お風呂に入るんだけど。
翔が私に声を掛けて来て、お風呂に
入りに行って。お風呂から上がった後に
ママ達のお部屋に声を掛けに行った。

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