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美味しいサンドイッチの作り方
第1章 『私』が日下部なゆたになったワケ

双子の立場からすれば…、
私は部屋を奪った邪魔者でしか無くて。

光が居ると勉強に集中できないからって
翔の方は…誠さんが使っている書斎を
勉強部屋に使いたいと交渉してるみたい。

留守にしてる時間は…書斎は
翔が勉強部屋に使っていて。
でも、実際にその部屋でしてる…
勉強って言うのは…。

『翔の勉強は保健体育ばっかりじゃん』

『光、誰の為だと思ってるんだよ』

両親の前では穏やかで丁寧な
口調の翔も光の前ではこんな感じで。

『え?俺の所為って事?
でもぶっちゃけ…俺の所為じゃなくね?
だって、アイツの所為じゃん。我らが妹』

『で、…その妹様はさ
この状況をさどう思ってるの?』

と…翔に冷ややかな視線を向けられて
元々小さい身長が更に
縮んでしまいそう…な…気持ちに
私はなってしまってたんだけど…。

「…………へ、部屋は…
返します…、無くても良い…からっ。
わ、私は…っ…リビングでも…」

『リビングで寝起きするって事?
そんなの…君のママが許さないでしょ?
それに僕らの父さんだって許さないよ』

『庭にさ、コンテナハウス…で
部屋…1個作ってくれないかな…』

『父さんも…このままだったら
不便だろうからって…、引っ越し
考えてるとか言ってたけどね…』

仲良くして欲しいって言われても
今の…自分達の部屋を奪った
張本人と被害者2名の構図が…
破れない限り…、私は…双子とは
仲良くなんてできそうにない…。

って正直に……誠さんに直談判が
出来る程…私は誠さんと話せないし…。

キリキリと…胃の辺りが
痛くなって来た頃に
お風呂に入る様に下から声がして。

いつも1番にお風呂に入る光が
部屋に着替えを取りに行って
慌てて階段を駆け下りて行った。

『じゃあ、僕は…光が風呂に
入ってる間に勉強するから…』

翔も隣の部屋に入って行って
ぽつんとその場に私だけが残される。


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