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はなびら
第1章 はなびら

矢崎浩介は、槙野朱里の裸身に浮かんだ無数の紅い花びら模様を思い出していた。
妻の雪子を抱いている最中にもかかわらず、だ。
しなやかな長い手足、もっちりと大ぶりな尻に不釣り合いなほどに細いウエスト。その日本人離れしたメリハリのある体と、ぽってりとした唇は、セックス・シンボルと呼ばれた昔のフランス女優、ブリジットバルドーを思い出させた。
初めて出会った二時間後には、ラブホテルのベッドの上で汗まみれの体を絡め合わせていた。朱里は両足をまっすぐ百八十度開いた体勢で矢崎とのつなぎ目をむき出しにして喘いでいた。人並外れた柔軟な体をした女だった。
朱里は真珠のような白い歯で自分の小指を甘噛みし、その隙間から甘く高い声で矢崎の名前を呼び、もう片方の手で自らの椀型の丸い乳房を掴み、薄紅色の尖りを細い指先で抓った。朱里のすべての仕草が矢崎の欲情を煽り立てた。
「あっ・・いっちゃう!」
朱里は大きく体を跳ね上げると、小さく叫んだ。
朱里の肉壺に吸い取られた矢崎の怒張が、彼女の熱に溶かされる。朱里の体温が急に上昇したのを感じた。
そのときだった。
朱里の肌は紅潮する代わりに、無数の花びらが体の上に舞い散ったかのように、薄紅色の文様が全身ににじみ出てきたのだ。
矢崎は江戸時代の遊郭にそのような肌を持つ花魁がいたという話を、その時思い出した。
朱里は、泣いているような声を上げ、花びらを纏った白い腹を波打たせた。矢崎が奥を執拗に突くと、体の芯をわなわな震わせて叫んだ。
「あああああっ。いくっ・・いくううううっ・・」
背を反らしてつま先を立て、ブリッジのような体勢で恥骨をつき上げた朱里の尻を、矢崎は支えて立て膝になり、ぬかるむ最奥を夢中で攻めた。
たちまち朱里の花壺がぎゅうっと矢崎を締め付け、くわえ込んだ秘裂からじょぼじょぼと汁をこぼした。
「ああっ・・矢崎さん・・!」
朱里の吹きこぼした潮が、射精の兆しを迎えてかすかに震える矢崎の太ももを伝い落ちた。
妻の雪子を抱いている最中にもかかわらず、だ。
しなやかな長い手足、もっちりと大ぶりな尻に不釣り合いなほどに細いウエスト。その日本人離れしたメリハリのある体と、ぽってりとした唇は、セックス・シンボルと呼ばれた昔のフランス女優、ブリジットバルドーを思い出させた。
初めて出会った二時間後には、ラブホテルのベッドの上で汗まみれの体を絡め合わせていた。朱里は両足をまっすぐ百八十度開いた体勢で矢崎とのつなぎ目をむき出しにして喘いでいた。人並外れた柔軟な体をした女だった。
朱里は真珠のような白い歯で自分の小指を甘噛みし、その隙間から甘く高い声で矢崎の名前を呼び、もう片方の手で自らの椀型の丸い乳房を掴み、薄紅色の尖りを細い指先で抓った。朱里のすべての仕草が矢崎の欲情を煽り立てた。
「あっ・・いっちゃう!」
朱里は大きく体を跳ね上げると、小さく叫んだ。
朱里の肉壺に吸い取られた矢崎の怒張が、彼女の熱に溶かされる。朱里の体温が急に上昇したのを感じた。
そのときだった。
朱里の肌は紅潮する代わりに、無数の花びらが体の上に舞い散ったかのように、薄紅色の文様が全身ににじみ出てきたのだ。
矢崎は江戸時代の遊郭にそのような肌を持つ花魁がいたという話を、その時思い出した。
朱里は、泣いているような声を上げ、花びらを纏った白い腹を波打たせた。矢崎が奥を執拗に突くと、体の芯をわなわな震わせて叫んだ。
「あああああっ。いくっ・・いくううううっ・・」
背を反らしてつま先を立て、ブリッジのような体勢で恥骨をつき上げた朱里の尻を、矢崎は支えて立て膝になり、ぬかるむ最奥を夢中で攻めた。
たちまち朱里の花壺がぎゅうっと矢崎を締め付け、くわえ込んだ秘裂からじょぼじょぼと汁をこぼした。
「ああっ・・矢崎さん・・!」
朱里の吹きこぼした潮が、射精の兆しを迎えてかすかに震える矢崎の太ももを伝い落ちた。

