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NEXT EXTRA 2025
第4章 Christmas party
稜は年に1回は実家に帰省していたが、なかなか3人で会うことは出来なかった。

それぞれの家族の予定があったり、子どもの誰かが風邪引いたり。

それでも、どちらかとは会えていたし。
連絡はよく取っていた。

だからか、あまり久しぶりな感じがしない。

「ほんと、こないだの遊園地はビックリしたよ!」

まずはこの話題だろう。

千夏と有希子の2人は、ワインで既に出来上がっているからか、きゃはきゃはと笑っている。

まさか千夏ファミリーが、ここからそこそこ距離のあるあの遊園地に突撃してくるとは。

「あの時の驚いた顔は、ほんと有希子にも見せたかった〜!」

「えー、動画で見たよ〜?」

「そうだった!!」

劇的瞬間は、しっかり動画で撮られていて。
稜にも、ちゃんと送られてきている。

ランチのハンバーガーを食べてるところに、千夏たちがやってきて。
声をかけられて、お手本かのような綺麗な2度見をし、椅子からこれまた文字通り飛び上がって驚いている。
その後は「えっ、嘘でしょ?えっ、嘘でしょ?えっ?」を繰り返し、何故か椅子から立ったり座ったり。
それに千夏の特徴的な笑い声が終始入っている。
という動画。

2ヶ月近く前の事でも鮮明に思い出されるのは、その動画を羚汰始め琉尹も玲那も気に入って、暇がある度にリピート再生して大笑いしているからだが。

一応、レストランの中だから、笑い声を抑えてはいるが、千夏が思い出してまた笑っている。
目に涙まで溜めて。

もー、と言いながらも、稜もつられて笑ってしまう。

有希子は、にまにまっと人の悪い策士みたいに笑ってる。

40歳過ぎても、変わらない親友たちだ。


「あ、そうそう。これは、お土産」

遊園地のお土産を渡す。

「えー、こんなに?いいのに〜」

そう言う有希子には、遊園地の最近の情報を事細かく聞いて、めちゃくちゃ助かった。
好きだと聞いていたキャラのハロウィン限定品。
他にもお菓子をいくつか。

「きゃ!可愛い!ありがとう!」

笑いをなんとか収めている千夏のもある。

「え?私にも??」

「前の日に買ってたんだもん」

有希子のには、量で及ばないが、いくつかお菓子。

どちらも大家族なので、いくらいっても困らないはず。
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