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月光の宴 ミッドナイトプール・サスペンス
第1章 月光の宴 ミッドナイトプール・サスペンス
 女子更衣室に蹴り込むようにして入らされた僕は、彼らの命じるままに服を脱いで水着に着替えた。当然彼らも同じようにしていた。

 僕が渡された水着は男性用のもので、夜の寒さとこれから感じるであろう恥ずかしさに裸の上半身が心もとなかった。

 彼らに肩を掴まれ、そのまま僕はプールへと出た。

 今の時間は水を抜いているはずなのだが、彼らはあらかじめ水を張るよう手配しておいたらしい。そういえば、理事長の息子が彼らにカツアゲをされているのを見たことがあった。

 夜の暗さでプールは底が見えなくなっていた。逃げ出さないようにしたいのか、彼らは僕を突き落とすようにして先にプールへと入らせた。

 どのみち逃げようはないのに。


 プールは冷たかったが、今がまだ春でよかったと思った。

 僕はプールの中から彼らを見上げた。すぐに彼らも入ってきたからあまり長くは見ていないけれど、股間を隆起させている者もいたと思う。
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