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あなたに抱かれたい
第6章 デブ、ハゲ、チビの三拍子

「こんな私ですからマッチングされるとは思っていません…
ですけど、せっかくこうしてお会いできたのですから、せめてお茶でもしませんか?」

今までに、あった瞬間に罵倒されたこともあった彼女は、軽蔑の眼差しをしない間宮に好感を持っていた。

「ええ、そうですね、お互い画像詐欺同士、親睦でも深めましょうか」

間宮は自分の発言に自分自身驚いていた。
こんな好みでもない女と少しでも一緒にいたいという気持ちになってしまうなんて…。

軽くランチを済ませて、コーヒーを飲みながら互いの事を語り合った。

「僕はこの容姿でしょ、女性に相手されなくて…
気づけば仕事が彼女みたいなものになってしまいましたよ」

「まあ!優しそうなのに…それは寂しいですね
ところで、お仕事は何を?」

「株をやってます。デイトレーダーって奴ですかね」

「すごいわ!かなり稼いでらっしゃるのでしょ?」

「いえいえ、大儲けするときもあれば、大損もしますしね
世間が思うほどに稼げないですよ。
そう言うあなたはどんなお仕事を?」

「私は看護士です。それも泌尿器科の…」

そう言って加奈子は意味深に「うふふふふ…」と笑った。

「じゃあ、男性器なんかも見ちゃったりするわけですか?」

「ええ、お仕事ですもの。中には見たくもないモノだってありますけど」

「見たくもないモノもあるんですか?
僕が産婦人科の看護士ならどんな女性器だろうと喜んで見ちゃいますけどね」

間宮が堂々と男性器やら女性器と発言するので
加代子は誰かに聞かれやしないかとハラハラしてしまう。

「あの…もしよかったら…二人っきりになれる場所に移動しませんか?」

加奈子としてはカラオケルームとかで二人っきりになるという意味で言ったのだが、当の間宮はホテルに誘われているのだと勘違いした。

『こりゃまた、デブスのクセに大胆な…
もしかしたら、かなりの好き者じゃないだろうか』と
据え膳食わぬは男の恥とばかりに「いいでしょ、場所を移動しましょう」とカフェを後にして、真っ昼間からラブホ街へと向かい始めた。

『えっ?ラブホテル?
やだ、私、間宮さんに気に入られちゃったのかしら?』

てっきりフラれると思っていただけに、いきなりラブホテルに誘われて嬉しいやら恥ずかしいやらで、急にモジモジし始めた。
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