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Mの誘惑 -封じ込めた告白-  和田みさき著
第3章 義父との始まり
高校2年生の頃には、私の身体は心の成長が追いつかないほど早熟で、すっかりおとなの女性の身体になっていました。
 カップの大きさだけでなく、淡いピンク色した乳輪が、ぷっくりと膨らんでおり、さらにその中央には、黒ずんでいるとまではいきませんが、少し濃い目で大きくてしかも高さのある乳首が、まるでオスを誘惑するように存在感を示していました。
 腰からお尻にかけてのラインも、丸みをおびて十分に発達しており、下の茂みは薄めで、割れ目の頂点が透けて見え、自分のやらしい身体が嫌で、同級生達と比べて劣等感を持たずにはおれませんでした。
 母も姉も、私ほどのボリュームがある体型ではありませんので、なんで私だけと言う強い思いがありました。
 実はこの頃、一学年上でサ-クルの先輩とお付き合いをしていました。毎日一緒に登下校し、週末は元町商店街や南京町で食べ歩きをしたり、須磨水族館などにも出掛けたりしていました。
 キスや服の上から胸に触られるなどは、早々に済ませていたのですが……。彼の両親が出かけていないと言うことで遊びに行った時、お決まり通りそんな雰囲気になり、襟元から手を入れて、胸を直に触られるところまでは良かったのですが、ブラウスを脱いで、乳房が彼の目にハッキリと見える直前まで来ると、私は強く拒絶してしまいました。
 この大き過ぎる乳房と、強い劣等感を持っている乳首を見られることに耐えられませんでした。彼とは、それっきりになってしまい、自分はこれから先、男の人とお付き合いが出来ないのではないかと、悩んだ時期でもありました。
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