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二泊三日の陵辱/浅山知代、十八歳
第4章 徹底的に犯される夜
 何人もの男とやりまくっているような女に思われたくない。権田にだって好きで体を委ねているわけではない。

 そう思われたくなくてつい経験人数を口走ってしまった。

 それを知代は後悔した。実際に昨夜までの経験人数は高校生の時に付き合っていた彼氏の一人だけ。回数だって両手で数えれば指が余ってしまうくらいしかないし、快感に溺れるようなセックスは一度も経験がなかった。最後にセックスをしたのもしばらく前だ。

 自分は穢れてなどいない。淫乱な女ではない。その思いが経験人数を告白してしまうというミスを犯させた。言わなくてもいいことをわざわざ言ってしまったのだ。

 今までの経験人数が何人だろうと今夜犯されることに変わりはないし、犯され方も変わりはしないだろう。

 体は犯され尽くす。でも心だけは守りたい。

 そう思っていたはずなのに自ら経験人数を口走るなど、その心を自ら狩人に差し出したようなものだ。

 涙が流れた。悔しくて悲しくて。

 なんでこんな目に遭わなければならないのかという思いと、その原因が自分にあるという事実。

「本当はエロいんだろ、好きなんだろ?」
「す、好きじゃ…あうぅ…好きなんかじゃな…んんっ! 触らないでぇ…」

 乳首を摘み指の間で転がす。知代の背中が悶える。徹底的に犯される予感は知代の体を敏感にしていた。

「随分敏感じゃないか。乳首が気持ちいいのか?」
「気持ちよくなんか…あん…っ!」

 口では必死に抗いながらも体はびくびくと揺れている。
 権田は震える知代の顎を掴み顔を向けさせ唇を重ねた。

「うぐ…ん…!」

 喘ぎのせいで開いていた唇の隙間に舌を捩じ込む。権田の舌から逃げようとする知代の舌を狭い口内で追い回す。
 逃げ場のない中での攻防は結果として激しく絡み付かせるような、そんな舌の動きになってしまった。

「む、ぐ…ふ、ん…うぅ…」

 胸を揉みながら舌を追い回す権田がやっと顔を離した時には知代は酸欠になる寸前だった。口の周りが権田の唾液で汚されている。

 知代の体も舌も熱い。頬も赤く染まっている。
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