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二泊三日の陵辱/浅山知代、十八歳
第1章 陵辱の二泊三日の始まり
 知代にとっては究極の二択に等しかった。下着を着けないままで人前に出るか、ホテルとはいえ自室に男を入れるか。

 どちらも気が進まないが権田に来てもらう方がまだましなような気がした。

 ベッドの上に広げたままの荷物を急いで片付ける。仕事に必要と思えるのはメモ帳と筆記用具ぐらい。それを部屋の机の上に置き、他のものはとりあえずキャリーケースの中に戻す。

 見られて恥ずかしいものは…

 まだあった。下着を干したままだった。まだ乾いていない。キャリーケースに戻すわけにはいかない。どこかに引き続き干しておきたい。少し考えてユニットバスの中に干した。ここなら換気扇が回っている。少しは早く乾いてくれるかもしれない。

 最後にもう一度、鏡に向かって部屋着をチェックする。たけは膝まである。ボタンもしっかり閉めてある。下着をつけていないとはいえ万が一にも恥ずかしいところが見られてしまうことはないはずだ。

 そう思いたかった。

 部屋に呼んで本当によかったのか。それでもまだ不安になる。しかし迷う間も無く部屋の呼び鈴が鳴った。
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