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第4章 徹底的に犯される夜

「あ、ああ…っ！　これ…やだぁ…！」

　知代の細い指が権田の手首にぐっと食い込む。薄い胸を強調するように背中を仰け反らせ未知の刺激に耐えている。

　そんな少女を膝の上に乗せ、権田は興奮しきった頭の中で笑いを堪えきれなくなる。

　何度辱められても恥じらいを忘れず、快感に突き落とされてもそれを認めようとしない。そのくせ体中で目一杯に感じまくっている。

　こんな犯しがいのある少女もいないだろう。

　清楚で清純な少女が我を忘れて乱れる姿は一生物のおかずになると言ってもいい。
　知代の姿はそれほど権田の目に鮮やかに強烈に、そしていやらしく焼き付く。

「うああ…あ、ぐ…っ！　あ、あぁ…！」

　全神経を集中させその瞬間に備えていたはずなのに知代の防波堤はあっさり乗り越えられた。それほど押し寄せてくる刺激の波は大きく強く激しかった。

　口から飛び出す声は喘ぎ声というほど艶っぽくない。強すぎる快感に悶えるような声。

　隣の部屋で坂巻が聞き耳を立てているかもしれない。
　そう思って悲鳴にも似た喘ぎを抑え込めたのは、ほんの一瞬だった。

　未知の、そして強烈な刺激に思考が一気に掻き乱される。

　電マの与えてくる刺激は知代には強すぎた。ただ耐える、というそれだけのことに全ての意識を注ぎ込まなければならないほどに。

　それは知代の予想を軽々と飛び越えた。

　小刻みに震える先端がショーツの上からとはいえ割れ目にぴったりとあてがわれ、その振動はクリトリスまで震えさせる。

　初めての刺激に抗う術はなく受け流すことも出来ない。ただ体を貫く刺激に耐えるしかない。

　それは確かに快感として知代の体は受け止めている。しかし強すぎるあまり頭で「気持ちがいい」に変換されない。そんな余裕は髪の毛の先ほどもなかった。