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二泊三日の陵辱/浅山知代、十八歳
第5章 外で裸にされ…
「まあそうだな。俺も疲れてるしな」

 意外なほどあっさりと権田は頷いた。上半身を起こすと脱ぎ散らかしたままのチノパンのポケットから加熱式煙草を取り出すと口に咥える。知代の部屋は禁煙ルームだったが加熱式煙草の水蒸気は煙の探知機には気付かれないらしい。わずかな加熱臭がする以外に煙草独特の不快な匂いもしない。
 唇を重ねられ舌を絡まされた時に煙草の匂いを感じたから火をつけて吸うのと加熱式と両方持っているのかもしれない。

 権田は美味そうに口から水蒸気を吐き出す。咥えた加熱式煙草を深く吸い込みながらばさりと掛け布団を捲る。

「あ…」

 小さな悲鳴をあげて知代が目を逸らす。布団の中から飛び出した権田の肉棒が知代の方を向いて揺れていた。

「せっかく朝勃ちしてるからな。手で抜いてくれ」

 抜く、という表現が知代にはよく分からないが何をさせられようとしているのかは分かる。手で触って射精させろ、と。そういうことだと分かる。

 そんなことはしたくないが犯されるよりはずっとまし。

 そう考えて知代は仕方なく、しかし素直に手を伸ばす。

 細い指に包まれた肉棒は握り続けるのも憚られるほどに熱い。浮き出た血管の感触が気持ち悪く、根本に向けてしごいた時に開く尿道口が得体の知れない生き物の顔のよう見えて気味が悪い。

「だいぶ素直になったな」

 権田に皮肉っぽく笑われ、そんなわけじゃないと心の中で言い返す。
 しかしその言葉は口には出さない。反論して権田の気が変わってしまうのが怖い。

 しかし、それ以上に気にかかること。

 それは手コキだけで権田が満足そうにしていることだ。時折胸を触られはするし髪を撫でられたりもする。

 しかしそれだけだ。

 昨夜まであんなに激しく執拗に知代を責めていた男とは思えない。

 柔らかく温かい知代の手のひらは確かに気持ちがよかった。知代はそれを知るわけではないが手コキにはてこきのよさがあり、特に知代のような美少女の柔らかい細指に包まれるのはなんとも言えず心地いい。

 ゆっくりと煙草を吸い込みながら知代の手コキを味わう。

 そしてそのまま知代の指の中に精を放出した。知代にとってはあっけなくその時間は終わった。

 もちろんそれでいい。あっけないほうがいい。何の問題もない。

 はずなのだが。

 そのあっけのなさが逆に不気味だ。
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