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二泊三日の陵辱/浅山知代、十八歳
第1章 陵辱の二泊三日の始まり
 どのくらいそうやって知代の秘所を見ていたのか。股間に血液が集まる気配を感じて権田は慌てて目を逸らす。いくら性欲を覚えたところで叶えられる相手ではないだろう。無理矢理犯してしまうという手もあるのだろうが、そんな経験は権田にはなかった。

「あの、ここはどういうことですか?」

 権田が知代の秘所に見惚れている間も知代は真剣にマニュアルを見ていたらしい。控えめに声をかけながらマニュアルの一点を指差している。

「ん? ああ、何だこれ?」

 権田も思わず声を出してしまった。知代が指で示すそこには明らかに間違ったことが記載されていた。この案件は簡単だと思い込んでいた権田はついそれを見逃していた。まだ経験の浅い知代だからこそ気付けたのだろう。

「先方さんに作ってもらったマニュアルなんだけどね。間違ってるね。その先方さんも明日会場に来るんだけど。よく気が付いたね」
「いえ…なんかおかしいなって思って」
「浅山さんはイベントの仕事はまだはじめたばっかりなんだっけ?」

 はい、と知代がベッドの上で座り直す。一瞬露わになった太ももを裾を引き寄せて隠すものの、眩しいくらいに透き通った肌の色はビジネスホテルの殺風景な部屋に鮮やかに権田の目に映った。

 まさか自分を誘っているわけではないだろう。そこまで淫乱な少女ではないだろう。単純に男を知らないのだ。男の目を意識していない。隠すべきところは隠しているつもりなのだろうが、見えてしまっていたし知代の態度から性的な目線がすっぽりと抜け落ちているような気がした。
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