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第5章 外で裸にされ…

　知代は必死に戦った。懸命な努力をした。自分を守ため思いつくことは全部やった。

　でも、もう…耐えられない！

　薄汚れたハイエースの天井を見ながら頭をもたげてくる絶望に侵食されそうになる。体を蝕む快感が大きく流れを止められない。

「はうっ、も…もう…！　あうっ、あ…もうっ、やめ…だめ…っ！」

　腰が持ち上がり背中が弓反る。坂巻きに体を押さえつけられ快感の逃げ場がない。

　知代は知っている。このままではまた自分を保てなくなってしまうことを。体を全く制御出来なくなってしまうことを。

　坂巻は知代に絶頂の気配を感じたか、ますます責めを強くする。

　もう知代に出来ることは何もなかった。ただ「やめて」と訴えかけること以外には。

「お願い、もうほんとに…だめ、あふ…あんっ！　お願いもう…イっちゃうからぁ…！」

　快感を叫ぶ悲痛な声がハイエースの中に満ちた。